こんばんは。タッツーです。

今回はパワースタイルよりMMDB収録カードのうち最大の収録数である7種のカードが収録されている闘タイプを考察していきます。XY3で少々過剰すぎる強化を受けた闘タイプにはMMDBでの再録に期待がかかりましたが、ふたを開けてみれば「ファイティングスタジアム(XY3)」やルチャブル(XY3)、きあいのタスキ(XY3)、チャーレム(Ω連打XY5)が再録されない等少々物足りないものとなりました(ここは超タイプと似ていますね)。しかし、再録されたカードも十二分に強いものばかり。それではそのカードたちを見ていきましょう。

・ワンリキー HP70

2進化たねポケモンとしてはHP70は優秀。安心して場に出すことが出来る。

・ゴーリキー HP90
闘闘:せいけんづき 40

レベルボールに対応しており、技もエネ拘束はあるものの2エネ40は優秀な部類だろう。闘単色デッキではアメ以外の進化も選択肢に入る…かもしれない。

・カイリキー HP150
【特性】とうこん
このポケモンがいるかぎり、自分の闘ポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは、「+20」される。
闘闘闘:カイリキクラッシャー 80
次の相手の番、このワザを受けたポケモンが使うワザのダメージは「-40」される。

HP150は2進化ポケモンの中でも優秀である。技も戦えないレベルではない。
しかし、特筆すべきはその特性であろう。【特性】とうこんは、重ねがけが可能な闘ポケモンの火力アップである。いるだけで働くためマツブサの隠し玉(XY5)でベンチに出したいポケモンの上位候補であろう。闘タイプはちからのハチマキの他にストロングエネルギ―、ファイティングスタジアムなどの火力上昇システムが豊富なため、決して闘デッキに必須なポケモンではないが、ベンチに並べることでM進化ポケモンをも射程におさめるパワーを闘ポケモンに与える点は評価すべきである。
ちなみに自身も闘タイプであるため素で100打点、ストロング3枚とハチマキ、ファイティングスタジアムの効果で相手EXポケモンには最大200打点が出せる。

・グラードンEX HP180
闘無:はかいのツメ 30
コインを1回投げオモテなら、相手のバトルポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。
闘闘闘無:だいせつだん 130

闘ポケモンの最高峰。特に考えずとも大打点を叩きだせる闘ポケモンではありますが、基礎打点も次第点です。本来はベンチでゲンシカイキしΩバリアに守られながら4エネを溜めるのが基本戦術ですが、やむを得ずスタートがこのポケモンになってしまった場合等ははかいのツメが時間稼ぎには最適になります。
また、ゲンシカイキ後にスタジアムをトラッシュしたくない場合等は下技をスタジアム「記憶の祠」の効果で使う姿もよく目にします。
いずれにせよ単体ではなくゲンシカイキ前提での使用が原則でしょう。

・ゲンシグラードンEX HP240
[Ωバリア]
このポケモンは、相手が使うトレーナーズの効果を受けない。(ポケモンのどうぐ・スタジアムはのぞく。)
闘闘闘無:ガイアボルケーノ 100+
場にスタジアムが出ているなら、100ダメージを追加。その後、そのスタジアムをトラッシュする。

現在のM進化系の最高HPであるHP240を誇り、最強の古代能力Ωバリア、連打可能な200ダメージ技を持つ。現在でも環境のトップの一角を担うポケモン。
Ωバリアは相手のフラダリやポケモンキャッチャーのみではなく改造ハンマーなども防ぐことが出来るため、ゲンシグラードンEXに進化した後は安定してこのポケモンを育てることが可能である。一般的にM進化ポケモンにはソウルリンクを持たせることが常道だが、ゲンシグラードンEXはその防衛能力から素でゲンシカイキを行い、別な道具を持たせることが多いです。メガターボ(XY6)やランドロス(XY3)で体制を整えたら後はゲンシグラードンEXで無双を狙うだけです。スタジアムを多く組み込んだり、フウロ(BW6等)やトレーナーズポスト(XY6)でハンドに多くのスタジアムを握っておきましょう。注意として、ゴチルゼル(XY3)の特性は既に出ているスタジアムがないと使えないため、ゲンシグラードンEXと相性が良くありません。また、ゲンシグラードンEXを意識して相手のスタジアムを破壊する手段としてペンキローラー(XY7)を採用するデッキも最近は見かけます。
そのぐらい圧倒的な制圧力を持つポケモンであるため対策を取られている場合も多いです。相手に草タイプのポケモンが見えた場合は気を付けましょう。きあいのタスキを付けていると安心です。

・ルカリオEX HP180
闘:スカッドジャブ 30
このワザのダメージは抵抗力の計算をしない。
闘闘:スクリュウブロー 60
のぞむなら、自分の手札が6枚になるように、山札を引いてよい。
闘闘闘:サマーソルトハイ 100

これも強力なEX。打点は低めに見えるがコストパフォーマンスがよく、先述の闘優遇カードを使えば十二分の火力が叩きだせる。追加効果も優秀で上技の抵抗力無視は地味に一部の超タイプ・無色タイプに強く出られる。中技はターン終了時とはいえ手札の補充が出来るため、コルニ(XY3)などで手札消費が激しい闘タイプデッキとは相性が良い。マフォクシー(XY1)の特性よりも手軽に使え、シェイミEX(XY6)よりリスクが低いのでバランスがとれている。下技は地味だが3エネ100ダメージは他のポケモンと比べれば破格のコストパフォーマンスである。M進化を行わずとも十二分に強いです。単体でデッキの中核を占めることも少なくありません。

・ランドロス HP120
闘:ちからのさけび 20
自分のトラッシュから基本エネルギーを1枚選び、ベンチポケモンにつける。
闘闘無:スカイラリアット 90

闘ポケモンのほとんど唯一のエネルギー加速手段であるが、全タイプを総合しても優秀な部類である。まずたねポケモンHP120族で水弱点(ほとんどの闘タイプと弱点が被らない)である点。次に1エネでダメージを伴う技である点である。
手軽でコストパフォーマンスに優れているためほとんどの闘デッキに組みこむことが出来ます。
目立たない下技ですが、こちらはほとんど使用する機会がないでしょう。というのもW無色エネルギーに対応しておらず、3エネ90点という打点が中途半端であるからです。しんぴのまもり持ちのシンボラー(BW5等)等には有効打となるでしょう。


以上闘タイプを見てきました。ルカリオEXやランドロス等優秀なポケモンが多く収録され、はずれといえるカードが一枚もありません。これ以上闘ポケモンを増やすと商品としてのバランスが取れないとの公式の判断だったのでしょうが、それだけ優秀な闘カードが多いということですね(事実再録カードは全てXY3からです)。つまり闘デッキを組みたい場合は、MMDB以外のパーツカードが必要になります。皆さんライジングフィストを買い足しましょう(笑)
ただ、やっぱりゲンシグラードンEXは2枚欲しいです…公式さん。

次回は悪&ドラゴンタイプを考察していきたいと思います。お楽しみに。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
水タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508132205271053/
雷タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141041459351/
超タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141917361595/
無タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508150001433061/

コメント

前川_皐月のスタンド
前川_皐月のスタンド
2015年8月17日6:16

ゲンシグラードンに限らず、M進化1枚は流石に酷いですよね
流石に発売からある程度経ってるので持ってる前提なんでしょうけど、これからはじめる人間に1枚はないですわな

タッツー
2015年8月19日8:16

返信遅れてすみません。
ホントにそうですよね。看板を張っているのに1枚はないですわ。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索