はじめて映画館を梯子しました、タッツーです。

友達と歳相応の青春ドラマを観た後に、映画館を移動してポケモンを観てきました。前売り券を郊外の映画館で買ったために、わざわざ移動する羽目になってしまいましたが、まさか年頃の大学生が友達に「一緒にポケモンを観よう」とは言えない…。その後一緒に行く飯屋での会話に、絶対に困る!

映画館、到着時には時間ぎりぎりでしたが、滑り込む。ゲッコウガを受け取る余裕はありました。アニメは映画でしか観なくなって久しいので、毎年サトシの手持ちが変わってるなぁとか、“サトシゲッコウガ”ってなんだよとか思いながら観てました(あの原理はホントなんなんだ、M進化でもBREAK進化でもない)。カード勢としてはいつ、サトシのオンバーンがBREAK進化するのか気にしていましたが、中盤になり「あ、アニメにはBREAK進化はないんだった」と少しがっかりしていました。スクリーンで金ピカのオンバーン観たかったなぁ(笑)

その後、ゲーム内のポケモンセンターでゲッコウガを受け取ろうと、係員に話しかけたら「フーパを受け取りました」のメッセージが……
ああ、カードにハマってからゲームほとんど触ってなかったんだ(達観)
やっても、バトルシャトーぐらいだもんなぁ
サン・ムーンにハマれるか一抹の不安を憶えたタッツーでした。

あ、皆さんゲッコウガは劇場内で受け取るようにご注意ください。アンケートを書いていたら、横で男の子が暗い顔。訳を聞いたらゲッコウガを貰い損ねたらしい。変なお兄さんと思われること覚悟で、劇場スタッフにお願い。次回上映前だったこともあり、通路までご厚意で再入場させて頂きました。男の子とその父親から、お礼を言われましたが、変質者と思われなくて内心ほっとしていました(年齢的にそろそろヤバいかも(笑))。
【書評】アキバ戦記 異能力を封印した俺が、2.5次元の姫を護衛する
はじめてDNでポケカ以外のこと書きます。タッツーです。
ぶっちゃけ、ポケカ関連の方々にはあまり需要のない記事だと思うため、9割がたの方はここで回れ右されることをお勧めいたします。



アキバ戦記 異能力を封印した俺が、2.5次元の姫を護衛する byコルク君DNより
http://sssgalaxy.diarynote.jp/201606042034187416/


上記記事でコルク君が宣伝している本(ライトノベル)を、そんじゃあ読んでみようかと思い、買って読んだので報告がてら、頼まれてもいないのに感想文を書きます。

*この記事は僕が僕の考えを述べるのみであって、それ以外の考え方や、そのような考え方をしている人々を否定するものでは一切ありません。

・タイトル
アキバ戦記 異能力を封印した俺が、2.5次元の姫を護衛する
・著者
吉川兵保
・絵師(重要←友達の友達、面識はない!)
檜坂はざら

・あらすじ
17年前の革命により自治都市となった秋葉原。しかし、その住民たちに発現した超能力により生みだされた新技術を狙う世界と対立関係となってしまう。2年前に起こった大戦で、そんな世界中の軍隊が敵にもかかわらず、その3割を無力化した〈蒼蛇〉という守護神がいた。大戦後、〈蒼蛇〉は秋葉原を救った英雄としてネットを賑わすが、その厨二病を絵に書いたような外見と名前により嘲笑の的になってしまう。かくして〈蒼蛇〉こと、本名〈田中田作〉は正体を隠して高校生活を送っていた。
物語は秋葉原の統治者〈アキバ王〉の娘〈リシェーラ〉が〈田作〉の学校に体験留学するところから始まる。〈蒼蛇〉だったころを知っている恩師から彼女の護衛任務を依頼された〈田作〉は渋々これを承知するのだが、お転婆姫の〈リシェーラ〉はクラスの女子を巻きこみ、あろうことか〈蒼蛇〉の捜索を開始してしまう。護衛の期間は5日間。〈田作〉は身バレをしないまま、〈リシューラ姫〉を護りきれるのか。

・感想
全体としては、簡単に読める王道お約束モノといった感じだろうか。お菓子で喩えるとのり塩味のポテトチップスである。ページ数が300項に満たないにもかかわらず、いわゆる萌え(詳しくないので表現が適切かは分からないが)の要所を抑えながら物語の起承転結がしっかりしていたのには驚いた。キャラクターも必要最低限を登場させ、キャラ立てがしっかりしており、本作の中だけでなら人物として成立していたため、読後の満足感は悪くなかった。
欠点を挙げるならば、全体的に会話文、また少し古い厨二病のステレオタイプで動く世界観に展開を頼っているところが残念なところだろうか。そこに特化しているのは分かったのだが、それゆえに読者(僕)との間に認識の相違が生まれ、物語から引かせてしまう原因となった。また、文体の乱れ(三人称と一人称、主観と客観)があったことは残念でならない。
僕がTRPG(テーブルトークロールプレイング)のシナリオを描くため、その視点から気づいたこととして、明確に作者が持っていきたいポイントやイベントは凄くはっきりしていたので、シーン制TRPGのシナリオに流用すれば盛り上がるだろうなということ。それだけラストシーンへのもって行き方は、設定、布石ともに分かりやすく綺麗に並べられていたので、混乱なく楽しめた。
本作の魅力は所謂お約束とこのラストシーンで主人公をどこまでカッコよく見せられるかにかかっていたと思う。そして、そのためには読者がそこまでにこの世界観にどこまで潜りこめるかにかかっていたのだろう。僕は先に挙げた欠点で度々作品世界に没頭することを妨害されたが、客観的視線が常に介在する(メタ思考的)TRPGの分野を知っていたからそこを乗り越えてラストシーンを楽しむことができた。
そういう意味においては、僕に対して本作の狙いは達成されたとみるべきだろう。他の読者がこの作品に満足できるかは、いかにラストシーンまでの間に作品世界に没入できるかにかかっているかであると感じた。


・絵
癖のない絵で、綺麗な絵だなと感じた。特に男性キャラクターの描画は秀逸であったように感じる。檜坂先生の〈蒼蛇〉の描画は彼の持つ2面性を見事に表現していて、個人的に巻頭カラーの1枚目は表紙以上のお気に入りであり、作品世界に没入するために何度となく見返させていただいた。



・最後に
エラソーに色々書きなぐってきましたが、僕は偉い作家先生でも、編集者でもないただの読書好きな学生です(しかも専攻は文学ではありません)。本記事はAmazonレビュー以下のものとして受けて頂けたら幸いです。
また、本記事により気分を害された方がいらっしゃいましたら、平に謝罪させていただく次第です。申し訳ありませんでした。

最後になりましたが、今回楽しい時間を提供してくださった吉川先生、檜坂先生ありがとうございました。先生方の次回作を期待しております。

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