文系ですが今何故か統計を勉強してます。タッツーです。

発売前ですが公式発表なのでいいでしょう。今回議題にするのはこちら。
欲張りダイスです。コルク君のTwitterに看過されて素人計算でどこまで行けるか試してみました。

毎度のようにテキスト確認から
欲張りダイス:グッズ
このカードは、ウラになっている自分のサイドからこのカードをとったとき、手札に加える前に使う。

コインを1回投げオモテなら、さらにサイドを1枚とる。


変わり種ですね。サイドから手札に加える前という今までにないタイミングを指定するカードであります。そもそもサイドに干渉するカード自体は非常に珍しいですが、効果自体はΔプラスを運ゲーにしたようなものですね。しかもウラになっているとテキストに指定があるため、タウンマップの効果を使用した状態では効果を発揮できない。←なんという鬼畜仕様。それだけ、公式がサイドに干渉することを嫌うということでしょう。その姿勢は、手持ちが6匹のポケモンの世界観を再現していると考えられ好きですが。
まあ、その世界観の中でめいっぱいに遊ぶ、初心者の子どもさんは確率計算ということをせずになんとなく強いと思って入れそうな罠カードではありますが…

しかし、このカードの性能を図るためには確率計算をしなければならないでしょう。なんとなく運が絡むから弱そうと決めつけるのはいかがなものか…
計算しましょう!計算ツールを使って!!←あくまでタッツーは文系。関数電卓も説明書を見ながらでないと使えません。

[欲張りダイスによってサイドを1枚余分に取れる確率*0]
*0計算に間違いがあった場合お知らせください。深夜テンションで何となく計算しています。←ならやるな!

*前提条件*
・山札にはたねポケモンが10枚入っている。
・山札には「欲張りダイス」が4枚入っている。
・確率は小数第三位を四捨五入。なお少数第二位が0の場合は第四位を四捨五入。

*初期手札*
60枚の山札から7枚のカードを引いたとき、たねポケモンが1枚以上あり、「欲張りダイス」を1枚も引かない確率≒46.19%*1*2*3*4

*1「欲張りダイス」が1枚手札に来た場合の確立は23.93%となります。
*2「欲張りダイス」が2枚手札に来た場合の確立は3.81%となります。
*3「欲張りダイス」が3枚手札に来た場合の確立は0.21%となります。
*4「欲張りダイス」が4枚手札に来た場合の確立は0.003%となります。

*サイドを置く*
残り53枚の山札から6枚のカードをサイドに置くとき、「欲張りダイス」が1枚以上サイドに置かれる確率≒39.09%*1*2*3*4*5*6*7

*1「欲張りダイス」が1枚手札に来た場合の確立は30.78%となります。
*2「欲張りダイス」が2枚手札に来た場合の確立は21.55%となります。
*3「欲張りダイス」が3枚手札に来た場合の確立は11.32%となります。
*4「欲張りダイス」が4枚手札に来た場合の確立は0%となります。
*56枚のサイドに2枚の「欲張りダイス」が含まれる確率は5.86%となります。
*66枚のサイドに3枚の「欲張りダイス」が含まれる確立は0.33%となります。
*76枚のサイドに4枚の「欲張りダイス」が含まれる確立は0.005%となります。

*サイドを取る*
6枚のサイドに1枚の「欲張りダイス」が含まれており、そのうちはじめに引く5枚のサイドの中に「欲張りダイス」が含まれている確率=サイドを引いたときに、まだ引いてないサイドがある状態→サイドから引いた「欲張りダイス」の効果を発動できる状態になる確率≒83.33%*5*6*7

*56枚のサイドに2枚の「欲張りダイス」が含まれていた場合必ず1度発動し、66.67%で2回発動。
*66枚のサイドに3枚の「欲張りダイス」が含まれていた場合必ず2度発動し、50%で3回発動。
*76枚のサイドに4枚の「欲張りダイス」が含まれていた場合必ず3度発動し、33.33%で4回発動。

*計算*
0.4619×0.3909×0.83.33=0.1505≒15%

*1:0.0613≒6%
*2:0.0068≒0.7%
*3:0.00019≒0.02%
*4:0=0%
*5:略
*6:略
*7:略

*「欲張りダイス」の効果*
コイントスでオモテが出る確率≒50%

『よって、「欲張りダイス」によって1度の対戦中にサイドを1枚余分に取れる確率は7.5%。』

*1:3%
*2:0.35%
*3:0.01%
*4:0=0%
*5:略
*6:略
*7:略

期待値にして上記の条件で1回戦うたびに、およそ0.08枚サイドを余分に取ることが可能ということですね。


……
………
…………っ低!!
いやいやいやいや、戦術的に無駄が多過ぎる。サイド0.08枚のためにデッキスペース4枠も開けて、対戦中に3回のドローが死に札になるなんてディスアドバンテージすぎる!!
僕ならフリーザー(XY6,CP4Δプラス)、ネイティ(XY6Δプラス)を勧めます。
あと、複数サイド落ちの可能性を考えだすと可能性が無限に広がっていくことを見て挫折したことをこのタイミングでお詫びいたします。
ついでにたねポケモンが減れば放物線上に確率は下がり、逆に増えれば上がります。
いずれにせよ、ネタの域を出ないことは明らかですが、ビーゾロなどに1枚潜ませるのは面白いかもしれません(たね15、ダイス1枚でサイドを取れる確率は3.7%)。デッキスペース1/4で、確率1/2なら次第点でしょう。←元の確立が低すぎるとか言わない。

個人的にはタウンマップでの強化くらい込にしてあげてもよかったのでは?と思っています(タウンマップでサイドが見れる状態から、狙ってダイスを取れば9.02%の確立でサイドを追加で取れます)。

いずれにしても運に自信のある方向けのカードですね。使いこなす兵の登場をお待ちします。
ポケットモンスターカードゲーム スターターパック
続けて投稿、タッツーです。
今回は「ポケットモンスターカードゲーム スターターパック」に関して考察します。

ふぃ~るどさんに入荷した途端に購入しました。デッキシールドもカッコいいですね^^さて、どんなデッキを組もうか…

しかし、今回も期待していたリザードン&フシギバナのソウルリンクは出ませんでしたね><
はっきりと言いましょう今回の商品はコレクター向きです!!
実際のプレイヤー、ビルダーの方にはランダム収録という特性上お勧めしません。逆に全カード(基本エネルギーも含む)に[20th]のエキスパンションマークが入っているためコレクターの方は全種揃えるのに苦労しそうです。

6箱入荷していたのでまず、1箱。そして内容を見た後もう一箱買いました。

製品にはお決まりの説明書と紙ダメカンが付属、そしてラッキーのコインが付属しています。

また、カード60枚は2つの袋に分かれて入っており、そのうち27枚はリザードンVerとフシギバナVerの2種のいずれかが入っています。

・リザードンVerはMリザードンEX1枚、リザードンEX2枚、ポニータ2枚、ギャロップ1枚、ブーバー1枚が入っており、グッズはいれかえ、キャッチャー、モンスターボールが2枚ずつ、サポートはサナ、ティエルノ、プラターヌが2枚づつ入っています。エネルギーW無色エネルギーが2枚、炎エネルギーが6枚入っています。

・フシギバナVerはMフシギバナEX1枚、フシギバナEX2枚、パラス2枚、パラセクト1枚、モンジャラ1枚が入っており、トレーナーズは同様。エネルギーは炎エネが草エネルギーに変わったものです。

残る33枚の内訳は同タイプの4枚のポケモンのカードが3パターン分(内1タイプは無色固定?)。無色以外の収録タイプのエネルギーが6枚ずつ計12枚。そしてエネルギーが収録されているタイプのポケモンのキラカードが1枚必ず入っています。そして、残る8枚はグッズ&サポートが合計で8枚おそらく無作為に入っています。

また、るい君が引き当てたサンダー(写真)のようにSR仕様のカードが3箱に1枚以下の確立で入っています。ナンバーは通常のものなためノーマル仕様のサンダーは収録されていないと予想される。凄いかっこよかったので写真撮らせてもらいました。欲しい欲しいと言って、一発で引き当てちゃうんだから凄いものです。

僕はるい君とリザードンVerとフシギバナVerを交換したため、手元にフシギバナVerしかありませんが手元で実物を確認したカードリストを以下に記します。

1.フシギバナEX(キラ)☆
2.MフシギバナEX(キラ)☆
3.
4.
5.
6.パラス☆
7.パラセクト☆
8.モンジャラ☆
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.【サンダー(SR)】
21.ズバット△
22.ゴルバット△
23.ヤドン△
24.ゴース◆
25.ゴースト◆
26.ゲンガー(キラ)◆
27.ルージュラ◆
28.ディグダ◆
29.ダグトリオ◆
30.ワンリキー△
31.ゴーリキー△
32.カイリキー(キラ)△
33.
34.
35.
36.サワムラー△
37.
38.サイホーン◆
39.
40.
41.カビゴン△
42.ニャース◆
43.ペルシアン◆
44.ドードー△
45.ドードリオ△
46.ケンタロス◆
47.
48.エネルギー回収△
49.エネルギーつけかえ◆△
50.
51.クラッシュハンマー△
52.げんきのかたまり△
53.シンカソーダ◆
54.すごいつりざお△
55.ハイパーボール◆
56.
57.ふしぎなアメ◆△
58.ポケモンいれかえ☆
59.ポケモンキャッチャー☆
60.メンテナンス◆
61.モンスターボール☆
62.レッドカード◆
63.イマクニ?◆
64.サナ☆
65.ジャッジマン◆
66.ティエルノ☆
67.プラターヌ博士☆
67.
68.
69.フレア団のしたっぱ△
70.
71.ポケモンだいすきクラブ△
72.ダブル無色エネルギー☆

☆フシギバナVer統一カード
◆同一パックから出現
△同一パックから出現

初心者には必須カードであるハイパーボールやプラターヌ博士の収録枚数からオススメできず、中級者は必要なカードをピンポイントで集めることをオススメしたいため、本商品に頼る必要性は薄く感じられます。
ただし、コレクション性は非常に高く、パッケージも凝っているので玄人の方は運試しも込めて買ってみることをお勧めします。

なにげにフシギバナEXは過去のものと比べてこれが最も強いように感じられます。

2箱開けた結果を上記のように表にしましたので、ランダムパックの法則性を解き明かしたり、カードリストを作りたい方はご活用ください。

免責事項:
本記事は実際に買ったものを開封した情報だけであり、その情報は筆者の記憶による部分もあり正確性を欠く場合があります。また、製品の封入率などが変化した場合も一切責任を負いませんのでご了承ください。

名探偵ピカチュウのラインスタンプがお気に入り、タッツーです。

今回は今更このカードを考察したいと思います。
その名は「ガラガラ」11月~1月まで配布されていたプロモパックから出ていたカードですね。
僕は…一枚も手に入りませんでした。ブログをご覧の方は決して僕のジムバトル参加回数が少ないわけではないとお分かりかと思いますが、出ないもんは出ないんですね><(エネルギーリセットは4枚も出たのに…)

僕は闘デッキには相性が悪いようですね。仕方がないです、僕は雷使いなので(あくまでエースデッキが雷になりやすいだけ)。

さて、愚痴はこの辺りにして早速テキスト確認に移りましょう。

・ガラガラ HP100 逃:無無
[ようじんぼう]
このポケモンがいるかぎり、このカードの持ち主とその手札は、相手のポケモンが使うワザの効果を受けない。すでに受けている効果は、すべてなくなる。
闘無 ホネブーメラン 60×
コインを2回投げ、オモテの数×60ダメージ。

XY8のガラガラとはHP、弱点、逃げるエネルギーは全て同じ。となると問題は技と特性の差。
比較しやすい下技は下位互換といえるでしょうか。要求エネルギーはどちらも闘無の2エネ。XY8は固定60ダメージ、更に相手がEXの場合はいれかえ効果があります。自身を入れ変える効果はコンボ前提となるため山札の構築段階から頭に入れる必要があり、EXの有無という環境読みも要求されます。一方プロモのガラガラはコインによりダメージが0~120と変動します。期待値は同じ60ダメージで大ダメージを期待できるのは魅力ですが、闘デッキはダメージの上昇が見込みやすいため確実にダメージを与えられるXY8に軍配があがるでしょう。
更にXY8のガラガラの上技はベンチ狙撃可能な技で1エネと軽いため使い勝手が良いです。
では、プロモは使い道がないのかというとそうでもありません。
ガラガラ(XY-P)の最大の特徴は特性にあるといえるでしょう。[特性]ようじんぼうは場に居るだけで効果を発揮し、プレイヤーに及ぼすワザの効果を無効化してくれます。これは他のカードにはない特殊な能力です。
この特性の有用性によってこのプロモガラガラの評価は変わってくるでしょう。
しかし、他に例のないカードということはその裁定も気を付けねばなりません。かつ、その効果の有用性も冷静に吟味しなければなりません。
ここで、ガラガラ(XY-P)が無効にできる効果、出来ない効果を区分しておきましょう。

[ガラガラが無効にできる効果]
・ガマゲロゲEX(XY3)のブルブルパンチ
→手札を対象に取るため。
・ギラティナEX(XY7)のカオスウィール
→手札を対象に取るため。
・ジュペッタ(XY6Δプラス)のシンカジャマー
→プレイヤーを対象に取るため。
・ヨルノズク(XY8)のスカイハイ&ヨルノズクBREAK(XY-P)のナイトスキャン&レントラー(XY2)のスナイプファング&ロトム(XY7)のいたずらでんき
→手札を対象に取るため、手札を見せる効果や捨てる、戻す効果も無効に出来る。
・ラブカス(XY2)のハートウィンク
→山札を引く行為はプレイヤーにかかる効果であるため。

[ガラガラが無効にできない効果]
・ホルビー(XY5Ω連打)のほるほる&ノコッチ(XY6)のほるほる&ヘルガーEX(XY8)のメルトホーン
→プレイヤーの山札を対象に取る。従って「相手プレイヤーやその手札にかかる効果ではない。」ために、山札破壊はガラガラで防げない。
・マーイーカ(XY7)のすみをはく&グライオン(XY4)のかんせつしばり&ミカルゲ(XY4)のビーキャン&ドレディア(XY9)のうるうる
→全てバトルポケモンにかかる効果であるため、対象がプレイヤーでもその手札でもないためコイン判定が入り、エネルギーがつけられず、進化できず、眠りになる。
・ヤドラン(XY9)のミラクルホーン
→プレイヤーもその手札も対象にとっていないため。
・オニゴーリEX(XY8)のしゅんかんれいきゃく&オンバーンBREAK(SNP)のシンクロウーハー&ボーマンダ(XY6)のパワーハウル
→手札の枚数をどうこうできる特性ではないため、手札枚数を参照する効果は適用される。しゅんかんれいきゃくとシンクロウーハーは手札枚数が揃っていれば追加効果が発生し、パワーハウルはダメージが上昇する。

参考・引用(http://www.pokemon-card.com/rules/faq/search.php?freeword=%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%83%A9&page=1)
引用日時2016/2/20現在

XY以降の環境においては網羅したつもりですが、抜けや解釈の間違いがありましたら申し訳ありません。細かい裁定に関しては、公式の裁定に従ってください。また、当ブログの記述と公式の裁定、店舗責任者の裁定が矛盾した場合は後者を優先してください。

さて、ここまで分析したことから導き出せるのはガラガラの特性で無効にできるものは非常に限定的といえることです。ピンポイントメタの域を出ないでしょう。しかし、ポケモンカードはメインのポケモンを封じることができれば圧倒的な主導権も握れることもまた事実です。相手のガマゲロゲEXやヨルノズクを封じられれば相手の戦略の要を崩すことができます。そう考えると、ベンチ要員として1、2枚忍ばせておくのは有用であると考えられます。ガラガラ(XY8)も優秀ですがプロモガラガラもそれには及びませんが、その尖った性能は決して不採用にするほどではないと考えます。

なお、採用する際は山札破壊や手札枚数参照技には無力であることも頭に入れて、確認しておくべきでしょう。

結論:
デッキのアクセントにプロモガラガラは差し込むべし!

専用構築をするほどではありませんが、環境次第では差し替え要員として大型大会にも持参するのがよいでしょう(僕は持ってませんが…)。
おはようございます。タッツーです。

本日は青い衝撃で登場したサポートアズサ(XY8)を考察していきたいと思います。

まずはテキストから、

アズサ:サポート
自分の山札から、たねポケモンの「ポケモンEX」を1枚、またはたねポケモン(「ポケモンEX」をのぞく)を3枚まで選び、ベンチに出す。そして山札を切る。
サポートは、自分の番に1枚しか使えない。

EXポケモンを一体もしくは非EXポケモンを三体ベンチに出すことが出来るカード。しかし、既存環境ではデッキの構築段階からEX主軸、非EX主軸が決まっていることが多いので2つの効果を持つというよりも使用する場合には既に使用法がデッキにより決まっているといえる。

Chapter.1 EXポケモンをサーチする場合
先日のつばさパパさんのコメントよりポケモンをサーチするサポートカードとしては以下のカードが挙げられています。
・トロバ(XY-P)
・ポケモンだいすきクラブ(XY2)
・コルニ(XY3)
・ナギ(XY6)
・化石研究員(XY3)
このうち化石研究員以外は全てベンチに出すのではなく手札に加える効果です。対してアズサの効果はベンチに出す効果です。
これが影響するのは主に2種のEXカードです。シェイミEX(XY6)とフーパEX(XY7)です。これらは手札からベンチに出した時にその真価である特性を発揮します。しかしベンチに直接出すアズサの効果ではこれらの特性を活かすことが出来ません。つまりEXポケモンを呼び出す効果を使用する際にはこれら重要カードを避ける必要性が出てくるため、あまり優秀とはいえません。同様の効果を持ち(厳密にはどのポケモンでも呼び出せる)手札に加える効果を持つトロバの下位互換です。
そもそもEXたねポケモンでも手札に且つ2枚までを加えられるポケモンだいすきクラブが存在しています。EXたねポケモンのみをサーチするのであればアズサよりもトロバ、トロバよりもポケモンだいすきクラブに軍配があがることとなるでしょう。

Chapter.2 非EXたねポケモンをサーチする場合
前章でEXポケモンをサーチするだけであれば他のサポートの方が優秀という判定を僕は下しました。
しかし、非EX ポケモンのサーチとなると話は変わってきます。アズサは他のカードよりも大きなアドバンテージをもたらす、3枚サーチという性能を持っています。1枚の消費で3枚のカードをサーチできるのはたねポケモンという限定やサポートの権利を消費することを考えても大きなボードアドバンテージをもたらします。グッズですが、ハイパーボールが3枚の消費で1枚のカードしかサーチ出来ないことを考えれば、この優秀さは十分一線級の性能を持つといえると思います。確かにサーチ枚数ではナギと並び、あちらは手札且つ進化ポケモンやEXポケモンをサーチ出来ますが無色限定というナギとは採用デッキの違いで差別化も図れます。特にたねポケモンを1ターンでも早く出したい進化デッキでは強力なカードになり、シンカソーダ(XY1)や各種BRAKEポケモンとの相性も良いように感じます。
ただし、ベンチに出すということが効果なのでアブソル(XY6)等の特性は発動できず、ゲーム中盤以降は3枚丸々のベンチスペースを確保できないということから十分な性能を発揮できないという制約もあるため採用枚数は検討しなければなりません。個人的には初手で使用し、進化ポケモンのたねポケモンをずらっと並べるのが最も有用な使い方かと思います。この場合中盤以降はハイパーボールのコストにしたり、コンプレッサーの余りでトラッシュしてしまうことになるでしょう。

Chapter.3 アズサが輝くデッキ・その他のデッキ
アズサを最も輝かせるなら、初手に進化元のカードを並べることに意味があるデッキでの採用が検討されるべきだろう。最も先に思い出されるのが巨大植物の森(XY7)とのコンボでダーテング(XY2)やラフレシア(XY7)を立てることだろうか。強力な2進化の中でも早く立てることに意味があるこれらのポケモンは相性が良いだろう。
無論、通常の進化を多用するデッキでも活躍が見込まれる。2進化デッキは進化元のカードが貧弱で1体のみだとフラダリから即死ということがよくあるため、複数の同名たねポケモンを並べることに意味がある。またBRAKE進化も1ターンでも早くたねポケモンを用意したいためアズサと高相性である。シンカソーダ(XY1)、ふしぎなアメ(XY5)等の進化補助カードも前のターンからたねポケモンがいることが必須のため、アズサによるたねポケモンの確保はこれらのカードの存在意義を大きくしてくれる。初手に2進化ポケモンとアメ、プラターヌ、アズサがあった場合には初手プラターヌではなく初手アズサというのも十二分に選択肢となるだろう。
一方、EXを軸にしたデッキでは前述した通りアズサはトロバやポケモンだいすきクラブの下位互換なので採用はお勧めできない。EXと進化を共存させたデッキでも汎用性ではポケモンだいすきクラブに軍配があがる。理由としてはEX1枚、非EXたねポケモン1枚という選択が出来るため、初手に来たポケモンの種類によってアズサのように展開に制限が起きにくいからである。
トロバは正直、サポートを使用してまで行うことなのかという感想を持つカードである。5枚目のハイパーボール、もしくは手札消費が激しい水以外のデッキで進化ポケモンをサーチ手段というところだろうか。

結論
①EX主軸デッキのサーチサポート
ポケモンだいすきクラブ>トロバ>アズサ
②非EX主軸のデッキのサーチサポート
アズサ>ポケモンだいすきクラブ>トロバ
③無色主体のデッキ
ナギ>①=②
④闘タイプ主軸のデッキ
コルニ>①=②
⑤復元ポケモン主軸のデッキ
化石研究員一択

本考察は一意見であり、登場後間もないカードに対する考察であるため、今後筆者の中でもカードの評価が変わることが考えられます。参考程度に捉えて頂けると幸いです。
こんばんは。タッツーです。

さて今回は先日紅い閃光に登場したサポートサカキの計画(XY8)を考察していこうと思います。まずはテキストの確認です。

サカキの計画:サポート
このカードは、2つの効果から1つを選んで使う。
◆自分の手札が5枚になるように、山札を引く。
◆この番、自分のポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+20」される。
サポートは、自分の番に1枚しか使えない。

ドロー効果と攻撃力アップ効果より1つを選択して使用するカードです。良く言えば汎用性が高く、悪く言えば器用貧乏です。今回はこのサカキの計画と相性の良いデッキはどんなデッキかということを考えていきたいと思います。

Chapter.1 ドローカードとして
まず、誰でも思いつくのがBWシリーズのお手軽手札増強サポートベルと同じような使い方です。
この使い方の利点はプラターヌ博士と違い既存の手札をトラッシュしたり、オダマキ博士やサナのように手札を交換する必要がないことです。このことから一見ふしぎなアメや1進化カードなど次ターンに手札に持っていたいカードが多い進化デッキと相性が良いように見えます。
しかし、ここで大きな問題が1つ。サカキの計画は最大ドロー枚数が5枚という点です。手札がこのカードのみの場合には5枚のカードをドローすることが出来ますが、手札に保持しているカードが増えれば増える程ドローの枚数が少なくなります。結果手札がサカキの計画含め3枚以下の時でなければドローカードとしてはティエルノの下位互換になってしまいます。狙って5枚のドローを行おうと手札をこのカードのみにした場合はマツブサの隠し玉・アオギリの切り札の下位互換です。また、BWレギュで仕様する場合にはグッズのじてんしゃ、XYレギュでもオクタン(XY8)という強力なライバルがいます。
意外に5枚という枚数はコンボを成立させようとするには少なく、初手でダブつくことも多いためドローカードとしての性能は悪いとしか言いようがありません。2進化デッキでもティエルノの方が有用なケースが多いです。よくデッキに入れるドローサポートカードの枚数を論じることは多いですが、この時サカキの計画を枚数に含めるかと聞かれれば、含めないが正解ではないかと思います。
以上のことからドロー効果は緊急避難的な意味合いが強く、単純にドローカードの枚数を増やしたいだけならサカキの計画よりも有用なカード多いといえます。

Chapter.2 攻撃力増強カードとして
続いて2番目の効果は攻撃力の増強です。+20という値は優秀ですが、強力なライバルが存在します。みんな大好きちからのハチマキです。
こちらはつけているポケモンのみという制約がありますが半永久的に攻撃力を上げられ、且つサポートの権利を失わないという利点があります。
サカキの計画はこのハチマキに対して重ねがけが可能という利点がありますが、そもそも打点を+40もしなければならないような状況というのは構築の段階で無理があるとしか言いようがありません。打点を40上げるということはそもそも元の攻撃力が高いカードを使った方が良い状況といえるからです。
無論ダメ押しの一撃や相手の虚を突く攻撃が出来ることは十二分に魅力的ですが、それを狙うにはバトルサーチャーでのサーチや、そこに行くまでの場の調整といった御膳立てが必要です。
そこを考えるとどんなデッキにも考えなしに突っ込むのは賢明ではなく、BRAKE進化したゾロアーク(XY8・HP140)やゲンガー(XY8・HP130)など流行りそうな中HPポケモンへ今一歩攻撃力が足りないポケモンを主軸とするデッキやちからのハチマキ以外を持たせたいポケモンが主軸になるようなデッキ(ダブルタイプゴルーグXY7やMヘルガーEX・XY8など)に採用するのがよいだろう。

Chapter.3 総合的に相性の良いデッキ
基本的には2番目の効果攻撃力アップをメインに使用することを念頭に手札にカードが貯まりにくいデッキにおいて真価を発揮するといえる。
攻撃力をアップさせたいがちからのハチマキをつけられないデッキには各種M進化デッキ(特に中打点のMライボルト・XY4、Mジュカイン・XY7、Mヘルガー)やきあいのタスキを使いたい闘タイプデッキ(ダブルタイプゴルーグ、Ω連打チャーレム・XY5)などが挙げられる。
手札にカードが貯まりにくいデッキとしては手札から複数のエネルギーを要求されるジバコイル(XY8)、MジュカインEX、各種αグロウ等が挙げられる。また多くのグッズに依存するXY6中心のデッキや夜の行進も候補に上がるかもしれない。
これら双方にあてはまるデッキとしてはMジュカインEXデッキやライチュウ(XY1)等が挙げられる。

結論としてサカキの計画は2つの効果を持つ分、個々の効果を参照した場合には一般のサポートに比べ効果に物足りなさを覚える。よって、2つの効果を状況に選んで使用できるデッキに使用することが最もカードを有効に使用したことになるだろう。

本考察は一意見であり、登場後間もないカードに対する考察であるため、今後筆者の中でもカードの評価が変わることが考えられます。参考程度に捉えて頂けると幸いです。
こんばんは。タッツーです。

さて公式のTwitter(https://twitter.com/Pokemon_cojp)で発表されたライコウ(XY8)でにわかに注目されているダメージ青天井技ですが、実はライコウ以前にもXYシリーズで6種のポケモンが同様の効果の技を持っています。今回の記事ではこの6種とライコウを比較して、青天井技の現在・未来に関して見ていきたいと思います。

基本知識
Q.そもそも青天井技とは?(この記事では以下のテキスト・技コストを持つポケモンのみを対象とします。)
A.以下のような共通テキストを持つ技
無無無:技名 50(あるいは40)+
このポケモンについている○エネルギーの数×20(30)ダメージを追加。(○には技を持つポケモンと同じタイプのエネルギー色が入る。)

基礎打点は50だが全てのエネルギーがタイプ対応であれば110もの打点を出すことが出来る。

Q.青天井技をもつポケモンの共通のメリットとは?
A.ダメージを独自に調整することが出来る点から、相手の残HPの計算を狂わせることが出来る。また、技の起動に必要なエネルギーに縛りがないことからW無色エネルギーを採用するデッキや多色・他色デッキへの出張が行える。

Q.青天井技をもつポケモンの共通のデメリットとは?
A.技が3エネ起動のため遅い点。指定されていないエネルギーを使い妥協起動すると3エネ技としては低い打点にしかならない点。きぜつすると多くのエネルギーを抱えてトラッシュに行くためリソースを失いやすい。

Q.青天井技を持つポケモンを採用する基準は?
A.レジギガス(XY4)がHP130。無色3エネ80ダメージ&次ターンのダメージ軽減−40の技を持っています。デッキとのタイプ一致のない場合はこのレジギガスの方が優秀な場合が多いので、特性などで差別化できない青天井技を持つポケモンはタイプ一致デッキでタイプ一致の2エネ以上を付けることを目指すべきである。
よって、基本的には3エネ全てを自身のタイプと同じタイプで固め110ダメージ以上を連打(もしくはフィニッシャーとして)することをコンセプトにしたデッキでの採用が考えられる。

青天井技を持つポケモンの利点・欠点が分かったところで、それでは具体的に各ポケモンごとの利点・欠点を見ていきましょう。順序は登場順です。

・マフォクシー(XY1) HP140 にげる:無無
【特性】マジカルフレイム
自分の手札が6枚になるように、山札を引く。この特性は、自分の番に1回使える。
無無無:ブレイズボール 50+
このポケモンについている炎エネルギーの数×20ダメージを追加。

主なエネルギー加速手段:鍛冶屋(サポート)

コレクションXにて登場したカード。特性が強烈であるため、他色デッキへの出張で使われることもある炎の非EXアタッカー。サポート鍛冶屋のお陰で1ターンで技を撃てるが2進化であるためあまり速攻のイメージはない。HPも140と中打点デッキの技を1ターン耐えられのでエネルギーを付けることにあまり抵抗を感じないで済む。
XY8で登場するブレイズエネルギーとのシナジーはないが、コンスタントに力のあるカードであるため炎デッキに使われ続けるでしょう。

・ブロスター(XY3) HP100 にげる:無無
水:ぎゃくふんしゃ 30
このポケモンをベンチポケモンと入れ替える。
無無無:スプラッシュキャノン 50+
このポケモンについている水エネルギーの数×20ダメージを追加。

主なエネルギー加速:なし

ライジングフィストで地味に登場していた水タイプの青天井カード。上技はベンチに引っこむ珍しい技だが、打点が低く活かしにくい。HPが低く1進化と中途半端な性能が目立つ。エネルギー加速を行う手段がXY水タイプにはないため、手張りで頑張ることになるのもマイナス評価。エフェクトブイズ(XY7)とのコンボでEXを刈るというのが唯一活躍できる場だろうか。

・ギルガルドEX(XYB) HP170 にげる:無無無
【特性】マイティシールド
このポケモンは、特殊エネルギーがついている相手のポケモンから、ワザのダメージを受けない。
無無無:スラッシュブラスト 40+
このポケモンについている鋼エネルギーの数×20ダメージを追加。

主なエネルギー加速手段:ドータクン(XYB)

構築済みデッキハイパーメタルチェーンで登場した青天井EX。マフォクシーとは別の意味で強力な特性を持つため色を問わずに採用される場合が多い。本記事で問題としている青天井技に関していえば使いやすい代わりに威力が低いといった印象です。基本打点が10点低いため、HP110のポケモンを倒すためにハチマキを併用してアタッカーとすることがほぼ必須でしょう。特にたねポケモンのため他の青天井ポケモンに比べて計画的にハチマキをつけやすいポケモンともいえます。エネルギーを付けるという点ではドータクンの存在が非常に大きく簡単に大打点繰り出せるレベルまでエネルギーを貯めこむことが可能です。また、防御的な特性や継続的なトラッシュからのエネルギー再利用などに拠ってボードアドバンテージを失いにくいともいえます。

・オーロットEX(XY5) HP180 にげる:無無無
草:くらいもり 20
次の相手の番、このワザを受けたポケモンは、にげられない。
無無無:ウッドブラスト 50+
このポケモンについている草エネルギーの数×20ダメージを追加。

主なエネ加速手段:MジュカインEX(XY7)、ジュカイン(XY5・グロウヒーリング)

タイダルストームにて登場した青天井EX。MジュカインEX(XY7)の登場によってようやくまともなエネルギー加速手段を得たカード。上手くベンチに下がることが出来れば火力を維持したままHPを回復し続けることができるが、それでも使いにくさが目立つ残念EXの代表格。EXである点が相応の効果を期待させるのだが、他のEXに比べて青天井技持ちというだけでは抜きんでるものがない。特に類似の技を持つギルガルドEXにカードパワーにて劣るのが痛い。

・ライコウ(XY8) HP120 にげる:無
【特性】ひかるからだ
このポケモンに雷エネルギーがついているなら、このポケモンの受けるワザのダメージは「‐20」される。
無無無:サンダーランス 50+
このポケモンについている雷エネルギーの数×20ダメージを追加。

主なエネルギー加速手段:ジバコイル(XY8)、MライボルトEX(XY4)

さて、ここで赤い閃光で登場予定のライコウを見ていきましょう。弱点が非常に対策しづらい闘タイプである点を除けば、他の4種の青天井ポケモンの良いとこどりをしたような性能です。耐性は特性により確定一発のダメージは140まで上がり、マフォクシーと同列である。たねポケモンであるため速さ、ハチマキの付けやすさ共に上々です。エフェクトブイズを付けなくとも元々のタイプがメジャー弱点である雷タイプである点も◎です。エネ加速に関してもサポートの権利を使わずに即起動できる性能を持つジバコイルが登場予定であるため非常に使いやすいです。非EXであることも評価大です。

さて、以上青天井技を持つポケモン5種をざっと見てまいりました。
新しく登場するライコウの優秀さは今までの青天井ポケモンを凌駕する勢いです。元々優秀な技である青天井技を持つポケモンですが、今後ライコウの登場によって再び注目されることが予想されます。今後のエネルギーお化けたちの動向に注目です。


追記:記事に以下のポケモンが欠けておりコメントよりご指摘を頂きました。
加筆修正をいたします。

・ラグラージ(XY5・古代能力) HP140 にげる:無無無
〔古代能力〕αグロウ
このポケモンに、手札からエネルギーをつけるとき、同時に2枚までつけられる。(ワザ・特性・トレーナーズでつける場合はのぞく。)
【特性】ダイビングサーチ
自分の山札から好きなカードを1枚選ぶ。残りの山札を切り、選んだカードを山札の上にもどす。この特性は、自分の番に1回使える。
無無無:ハイドロポンプ 40+
このポケモンについている水エネルギーの数×30ダメージを追加。

主なエネ加速:自身の古代能力

ビックリすることに非EX 青天井火力持ちの中で最も有力な一枚を忘れていました。ハイドロポンプ系もテキスト的には青天井だったんですね。失念しておりました。実はラグラージは僕もハーフデッキで愛用しているポケモンで恥ずかしい限りです。使用感としましてはやはりエネ一枚につきダメージが30点アップするという倍率のよさとW無色エネルギーの併用による1ターン攻撃が行える点、更に特性によって次ターンに必ずはかせのてがみなどエネルギーを持ってこられるカードを用意出来る点が挙げられると思います。同じ2進化のマフォクシーと比べると、環境的に水タイプである点は利点が少ないですがダイブボールに対応している点で初動は早いように感じます。
ライコウがたねポケモンという点でやはりラグラージよりも早い可能性が高いですが、ラグラージの水単色デッキでの安定感、3エネ130ダメージという高火力は十分今後の環境でも通用するかと思います。

・メレシー(XY2) HP70 にげる:無無
妖:クリスタルバリア
コインを1回投げオモテなら、次の相手の番、このポケモンはワザのダメージや効果を受けない。
無無無:ワンダーブラスト 40+
このポケモンについている妖エネルギーの数×20ダメージを追加。

主なエネ加速手段:ゼルネアス(X30)、トゲキッス(XY6・古代能力)、フレフワン(XY1・エネルギーの移動のみ)

最も豊富なエネルギー加速手段を持ちたねポケモンであるため場にも出しやすい。ライコウを含む7種の青天井技を持つポケモンの中で唯一レベルボールにも対応しており、スタジアムフェアリーガーデンの恩恵でにげるコストもほぼ存在しない。しかし、致命的な欠点はこのポケモン自身の撃たれ弱さです。HP70は下手をすればクロバット系の狙撃で倒れてしまい、ほとんどの場合相手にターンを渡した途端に倒されてしまいます。
フレフワンの援護を受けられるとはいえ100点以上の安定したダメージを相手に与えるには少なくとも3枚のエネルギーとサイド1枚を交換する覚悟が必要になってくる。これはゼルネアス(X30)で1ターンに稼げるエネルギーリソースと等価であるためメレシーをアタッカーとして使用する場合はフィニッシャーとすべきで、メインアタッカーは他のフェアリータイプに任せるのがよいと思います。
こんばんは。やっぱり今夜中に書いておこうと思った、タッツーです。

MMDBに関して長々と書いて(最早連載して)来た訳ですが、12回の連載中にやっぱりこのカードあった方がいいよなぁと思ったカードをこのシリーズのまとめとして書いていきたいと思います。

ただし、際限なく挙げていっても仕方がないので今回はいくつかのルールを定めさせていただき、その範囲内でこのカードを入れて欲しかった(次回は頼みますよ公式さん^^)というカードを挙げていきます。

ルール一 カードプールはXY1~XY5までとする。
ルール二 ポケモンのカードは個人の意見が分かれや易いので、本考察では対象から除外する。
ルール三 カードは初心者が使うことを(ステップアップ的な要素も残して)想定して選定する。
ルール四 複数のデッキに採用できる汎用性の高いカードまたは特定のデッキで必須クラスのカードを選ぶ。

では、採用してほしかったカードをランキング形式で発表していきます。

第1位 シンカソーダ(XY1)
2進化ポケモンが両ボックス合わせて5種(内一種はクロバット系だが)入っているためこのカードは是非とも欲しかった。特に今後はBLAKE進化のポケモンが登場するため、公式としてはもう少し進化を後押しして欲しかった。M進化ポケモンにも使えるため初心者でも使いやすいのが◎。

第2位 あなぬけのヒモ(XY5)
XY新規参入者にとって入手の機会は拡張パックに限られるが、ポケモンいれかえの相互互換として多くのプレイヤーが選択肢として手にしている状況の方が好ましい。是非再録して欲しかった。今後の構築済みデッキなどでの再録も希望します。

第3位 オダマキ博士の観察(XY5)
ドローソースとしてはサナの相互互換だが、安定して枚数を揃えるにはXYDを買うしかない。登場自体はXY5であるため、ドローソースの選択肢として多くのプレイヤーに供給するよい機会ではなかったか?

第4位 AZ(XY4)
ポケモンを確実に手札に戻せる手段は、初心者が中級者にランクアップする際に必須。特に今回のMMDBには相性の良いクロバット系が再録されているためセットで使いたかった。類似効果のクロケア(XY1)も存在するが、こちらの方が使い勝手は良いだろう。

第5位 びっくりメガホン(XY2)
XY以降でどうぐをトラッシュできるカードはこのカードとクセロシキ(XY4)。単純で分かりやすいこちらが優先されるだろう。今回のBOXにはポケモンの道具がヘッドノイザーを含めて7種収録されているため、ポケモンカードの戦術を深めるために再録されてもよかったのではないか?ちなみにXY2は1年以上の前の発売であるため店頭では入手が困難な場所もあるため、古い有用なトレーナーズはこういった機会に再入手の機会があるべきだろう。

第6位 改造ハンマー(XY5)
UR枠からですが選ばせていただきました。BW時代のモノやプロモを集めるしかなく、有用カードである割りにXY新規勢には敷居の高いカード。現在特殊エネルギーが入っていないデッキの方が少ないご時世、カード資産の平均化にはこのカードも手軽に入手できる機会があっていいはずです。

第7位 バトルコンプレッサー(XY4)
ノンキラカード最高値のカードの一枚。軒並み1000円以上の価格が並びポケモンカードとは思えないお値段です(他のTCGではザラですが)。よるのこうしんの必須カードであるだけでなく、XYBに2枚追加するだけでデッキが驚く程回転する魔法のカード。当然鍛冶屋やランドロスなどのMMDB収録カードとの相性も良いので幅広い構築が行えるようになる。ただ、世界観が少々ポケモンの世界観と合わないカードであることも確かです(ランプラー(XY4)を当然のようにバンバントラッシュする小学生を見るたび疑問を感じてしまいます)。ただ、強力なことには変わりなくドータクンを再録するなら是非このカードも再録して欲しかった。もしくはどっちも収録しないか…諦めが付く。

第8位 次元の谷(XY4)
このカードの存在を前提とする超ポケモンが非常に多いため、ランクインさせていただきました。このカードに対応するかしないかが超ポケモンを2つのタイプに分けているようなもの。対応カードのみのデッキには4積みが基本となるため、安定して手に入れる機会が多い方が良い。

第9位 サイレントラボ(XY5)
たねポケモンの特性を問答無用で封殺できる万能スタジアム。シェイミの牽制からタイプ依存スタジアムの破壊まで何でもこなせる。自身のデッキ構築次第では、自分は進化ポケモンの特性を使い、相手のソーナンスの特性を封じるなどの作戦が取れる。スタジアムに悩んだらこのカードというカード、是非とも多くの方に手にして頂きたい。

第10位 ファイティングスタジアム(XY3)
闘ポケモンのデッキの選択スタジアム。あって困ることはないが必須というほどではない。実は10位はセンパイとコウハイ(XY5)と悩みました。汎用性やMMDBとの相性ではサーチャーが入っているためセンパイとコウハイに軍配が上がるのですが、ファイティングスタジアムをカード資産と考えた時、持つ者と持たざる者の差が大きいのはこちらだと思いこちらをランクインさせて頂きました。EX押しのMMDBには火力でイケイケどんどんをするタイプのカードの方が入りやすいのかなぁと。こう考えるとスタジアムの枠は3つのデッキを作れると謳うなら3枠の方がいい気がしてきました。

以上、MMDBに再録して欲しかったカードベスト10でした。
僕の所感としてはBWからの継続組とXYからの参入組のカード資産格差を埋めるのがMMDBの役目だと思っていたので今回のBOXには若干肩透かしを食らったような気もします。勿論フレフワンやルカリオEX、MライボルトEXやライチュウが再録されたのは評価すべき点です。しかし、上記のように入手機会が限られるカードを構築済みデッキからの再録カード入れ替えるとぐっとデッキ構築の幅が広がるようにも感じます。
皆さんはいかがでしょうか?

最後に本シリーズのまとめとして組みたいデッキに追加すべき拡張パックをご紹介します(ここまで読んでくださった方はファントムゲートとタイダルストーム収録のカードが必要であるという点が分かるかと思います)。参考にしてみてください。

・ゲンシグラードンEXデッキ:ライジングフィスト、ガイアボルケーノ
・ルカリオEXデッキ:ライジングフィスト
・ゲンガーEXデッキ・クロバット軸デッキ:ファントムゲート
・フェアリーデッキ:タイダルストーム
・ゲンシカイオーガEXデッキ:タイダルストーム
・MライボルトEXデッキ:ファントムゲート
・鋼軸デッキ:ファントムゲート
・悪軸デッキ:タイダルストーム
・ライチュウデッキ:エメラルドブレイク

では、本日はこの辺で失礼いたします。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
水タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508132205271053/
雷タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141041459351/
超タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141917361595/
無タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508150001433061/
闘タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508162131259199/
悪タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508190913106968/
鋼タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508192351502871/
妖タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508201838344324/
Tr&En前編:http://horsea7.diarynote.jp/201508260541097698/
Tr&En後編:http://horsea7.diarynote.jp/201508282048356066/
こんばんは。タッツーです。

前編から時が立ち既に話題は新弾のカードに流れてますねぇ。僕もブースタードラフト等にも参加したいため、事前の情報収集は綿密に行っていますが皆様に披露できる考察はまだまだ書けそうにないため、既存カードの考察で失礼します。
前段のカードの話題の賞味期限は新弾発表までだ!!最悪賞味期限が切れてもたいがいのモノは食べられる^^

では、前回の続きMMDB収録トレーナーズ等考察です。今回は片方のBOXのみ収録のカードを紹介していきます。

【パワースタイル】収録カード
・みがわりロボ
このカードは、HP30の無色タイプのたねポケモンとして、場に出すことができる。
自分の番の中でなら、場に出ているこのカードをトラッシュしてよい。
このカードは、にげられない。このカードがきぜつしても、相手はサイドをとれない。

特殊な処理をするカードであるため使用する場合は公式のQ&A(http://www.pokemon-card.com/rules/faq/search.php?freeword=%E3%81%BF%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%83%AD%E3%83%9C)を参照することをお勧めします。
代表的な例では、みがわりロボは逃げられない(トラッシュするかポケモンいれかえを使うか)、みがわりロボにもどうぐをつけられるし特殊状態にもなる、みがわりロボの気絶後にもセンパイとコウハイ(XY5)を使えるなどがある。
利用法としては、時間稼ぎの他にドンファン(BW7)やゲンガーEX(XY4)のようにベンチに戻るポケモンとのコンボや、ダーテング(XY2)やMレックウザEX(XY6)のようなベンチの数を参照する技を持つポケモンの火力強化に使える。
使用法は中級者以上になると大きく広がるため、自身のプレイングのレベルに合わせて順次活きてくるカードといえる。

・グラードンソウルリンク
ゲンシグラードンEXはその古代能力からソウルリンクを必要とすることは少ない。

・ゲンガーソウルリンク
雑誌の特典カードであったため入手が難しかったが、とうとう販売カードとして登場した。4000円で1枚は少ないが利用しない人も多いため、手持ちのカードとのトレードで枚数を揃えるのがいいだろう。

・鍛冶屋
自分のトラッシュから炎エネルギーを2枚選び、自分の炎ポケモン1匹につける。

炎デッキの必携サポート。注意しなければならないのはエネルギーは炎ポケモンにしかつけられない点である。MレックウザEX(XYD)等には使えないので注意。
リザードンEX、マフォクシー、カエンジシとMMDB内でも相性の良いカードは多いためそれだけで十分デッキを組める。MMDB以外の変わり種では1進化ポケモンにブースター(XY7)の特性で炎タイプを付与しエネルギーを加速するという手がある。特にゴルーグ(XY7【特性】ダブルタイプ)とのコンボは強烈で、W無色エネルギーを付けることで1ターンで技を撃てるようになる。

・コルニ
自分の山札から闘ポケモンとグッズをそれぞれ1枚ずつ選び、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。

闘デッキの強い味方。特に後半のグッズをサーチする効果はコルニの専売特許のようなもの。このカード一枚でルカリオEXとはかせのてがみで速攻やゲンシグラードンEXときあいのタスキ(XY3)で鉄壁の守り、カイリキーとふしぎなアメで火力強化等一気に盤面を整えることが出来る。闘デッキの速度を一気に上げることができるが、手札の消費はドローサポートを使えない分だけ激しくなるためそこさえ考えれば毎ターン使っても損はない(バトルサーチャーを持ってきて最大5ターン連続発動という暴挙が一応できる)。

・灼熱の大地
おたがいのプレイヤーは、自分の番ごとに1回、自分の手札から炎エネルギーまたは闘エネルギーを1枚選び、トラッシュしてよい。トラッシュした場合、自分の山札を2枚引く。

コルニや鍛冶屋でサポートの権利をドローに回せない炎&闘デッキには相性の良いスタジアム。特にエネルギーをトラッシュに置くことで効果を発揮する鍛冶屋を擁する炎デッキでの活躍が目立つ。一応闘デッキもランドロスの技でのリカバリーは出来る。(しかし闘デッキにはファイティングスタジアム(XY3)という最有力スタジアムもあるためあまり見かけない)。
注意したいのは相手がバレットデッキやミラーマッチの際に相手にも効果を使われてしまう点である。スピードスタイルのうねりの大海ほどの直接的なアドバンテージを与えないため放置してもよいのですが、相手にターンを渡す時にゲンシグラードンEXの技で破壊したり、サイレントラボ(XY5)やマウンテンリング(XY3)のような汎用スタジアムをピン刺ししておくと安心できる。

・フェアリーガーデン
妖エネルギーがついているおたがいのポケモン全員のにげるために必要なエネルギーは、すべてなくなる。

逃げ放題スタジアムの強力さはジムバトルに参戦された方には説明する必要もないでしょう。フラダリやキャッチャーを握っていなければ逃げたポケモンの追撃も出来ず、酷い場合は特性などでエネルギーを充電されたり、不利な効果を打ち消されてしまう。相手にするととても厄介だが、自身が恩恵を受けると余裕を持ってプレイが出来る。
ちなみに妖エネルギーがついていればどのタイプのポケモンも逃げることが出来るため、フレフワンの特性やレインボーエネルギー&Wドラゴンエネルギーとも非常に相性がいい。

・ストロングエネルギー
このカードは闘ポケモンにしかつけられず、ついているかぎり闘エネルギー1個ぶんとしてはたらく。
このカードをつけている闘ポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは、「+20」される。

ぶっ壊れカードその②です。闘タイプを異常に強くしてしまった一因でもあります。つけるだけで攻撃力が20も上がるなんて、しかも重ねがけ可能だなんて、、、雷ポケモンが一時期息をしなくなったほど。
特にゲンシグラードンEXとのコンボは強力で、特殊エネルギーである弱点を古代能力のΩバリアで改造ハンマー等から守り安定して育てることが出来る。
唯一注意しなければならないのは、手札にある時にはタイプを持たないエネルギーカード扱いであるため灼熱の大地のコストに出来ないことぐらいだろうか。ただ、これはタイプ特殊エネルギーの共通効果であるためさしたる弱点ではない。

【スピードスタイル】収録カード
・ダイブボール
水ポケモン専用のマスターボール(K+K)。水ポケモンにはトラッシュからの安定したエネ加速が存在しないため(ラプラス(XY1)の技はコイン判定)、ハイパーボールよりもこちらが優先される。

・カイオーガソウルリンク
グラードンソウルリンクとは違い、進化の速さが命のカイオーガにとっては重要なカード。是非採用したい。

・ライボルトソウルリンク
同じくM進化ポケモンの立つまでのスピードが重要なライボルト。3~4枚積みが安定でしょう。

・ヘッドノイザー
このポケモンのどうぐは、相手のポケモンEXにつけて使う。ポケモン1匹につき1枚だけつけられ、つけたままにする。
このカードをつけているポケモンが使うワザに必要なエネルギーは、無色エネルギー1個ぶん多くなる。
[このカードがポケモンからはがれたら、このカードを持ち主のトラッシュにおく。]

EXポケモン限定とはいえほぼ確実に相手の攻撃を1ターン遅らせることが出来る。XY環境においては自身のポケモンの道具を自身でトラッシュする方法はサポートのクセロシキ(XY4)ぐらいしかないため、つけられた場合はほぼ外すことは困難(外すより1エネ余分に張った方が早い)。ただし、既に道具の付いているポケモンにはつけられないため、びっくりメガホン(XY2)等とコンボさせることを考えるのも面白い。手札に握ったら相手にハチマキやソウルリンクが付く前に押し付けてやるのが賢いだろう。ライボルトEXやMレックウザEX(XYD)等につけられればベストである(逆にギルガルドEX(XYB)などのような青天井技を持つポケモンにはつけても効果は薄い)。
それと紛失に注意!!
紛失に注意!!
大事なことなので2回言いました。近所のジムバトルなどなら心優しい方が預かってくれるかもしれませんが、大型大会でなくすとほぼ確実に戻らないので大戦後の枚数確認は1戦ごとに行ってください。特にスリーブ被り等の場合にはお互いのデッキに規定の枚数のノイザーが入っているか確認し合いましょう!!

・うねりの大海
おたがいのプレイヤーは、自分の番ごとに1回、自分の水ポケモンと雷ポケモン全員のHPを、それぞれ「30」回復してよい。

毎ターンきずぐすり(HSP)を水&雷タイプに使用している感覚を味わえる。効果は強力なのですが、灼熱の大地と違いサブアタッカーとして他色のデッキに入っていることが多い色のため相手に利用される可能性が高まる。相手がガマゲロゲEXだったりなんかするとまぁー泥試合になることこの上ない。もう目も当てられない。僕はレックウザメガバトルでこの泥沼に落ちいって30分以上対戦してサイド1枚差で敗けるという何とも悔しい試合をしました。
しかしカードが優秀なのは間違いなく、ゲンシカイオーガEXやMデンリュウEX(XY7)との相性は抜群。投入枚数を抑え、相手のデッキに対応できるよう他のスタジアムを挟むのが賢い構築かと思います。
なお、回復のタイミングは明言されていませんが、2重回復、回復忘れを防ぐため、何らかの戦略(レインボーエネルギー等)がない場合はドロー後即回復を行ってしまうようにした方が賢明です。

・シャドーサークル
悪エネルギーがついているおたがいのポケモン全員の弱点は、すべてなくなる。

フェアリーガーデンと比べると地味な効果。というのも、弱点が消えるのはありがたいのですが、相手のデッキの色によってはほぼ無意味となりかねないため安定した強さを発揮できないのです。
こう考えると悪エネルギーを使用するポケモンの中で弱点の分散をして、他の汎用スタジアムを採用するのも選択肢かと思います。
なお、フェアリーガーデンと同じくエネルギーの色を参照するスタジアムのため、環境に多い闘タイプや雷タイプが苦手なポケモンに悪エネルギーやレインボーエネルギーを採用する場合は選択肢になる。

・シールドエネルギー
このカードは鋼ポケモンにしかつけられず、ついているかぎり鋼エネルギー1個ぶんとしてはたらく。
このカードをつけている鋼ポケモンが、相手のポケモンから受けるワザのダメージは「-10」される。

何で再録されたのか分からないカードその②。寄りに拠ってお前かといわれるタイプ特殊エネルギーの中でもはずれ枠筆頭のカードが再録。採用されない理由は主に2点。一点目は今や鋼デッキの必須サポートポケモンのドータクンの特性が利用出来ないこと。二点目はストロングエネルギーが何故か攻撃力+20なのにシールドエネルギーは-10である点。なぜ-20にしなかった?公式がストロングのぶっ壊れっぷりに気づいて路線変更したのだろうか?(初収録はストロングエネルギーがXY3、シールドエネルギーがXY5)。過去の特殊鋼エネルギーを踏襲したとしても鋼ポケモン以外につけられない点で大幅に弱体化した。ただただ特殊エネルギーのため破壊されやすかったり、ギルガルドEXに相手にされなかったりといったデメリットが目立つ。
僕はこのカードの使い方が思いつきません。

これで、MMDB収録のカードから基本エネルギーを除いた全83種のカードの考察をざっと書かせていただいたことになります。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

次回ですが週末のジムバトル結果、あるいはデッキレシピ、もしくはタッツーがMMDBに再録してほしかったカード特集をその時の状況に拠って書かせていただきたいと思います。
よろしくお願いします。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
水タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508132205271053/
雷タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141041459351/
超タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141917361595/
無タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508150001433061/
闘タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508162131259199/
悪タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508190913106968/
鋼タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508192351502871/
妖タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508201838344324/
Tr&En前編:http://horsea7.diarynote.jp/201508260541097698/

おはようございます。キャンプボーイのタッツーです。

本日は長かったMMDB考察記事の集大成、トレーナーズと特殊エネルギーに関して考察していきたいと思います。ただ、収録枚数が多かったり、必携カードの再録があるため軽く触れるだけに留めたいと思います(それでも2,3回に分けます)。
それではラストスパート参りましょう。

【パワー&スピード共通カード】
・げんきのかたまり
自分のトラッシュからポケモンを1枚選び、相手に見せてから、山札の上にもどす。

何故再録されたのか分からないカードその①。次ターンのドローを待たねば戻したカードは利用出来ず、且つ1ターン分のドローをロックしてしまう。ダートじてんしゃ等と併用するにしても効率が悪い。少なくとも僕は特殊な事情がなければ使わないですね。

・ハイパーボール
説明不要の必携サーチカード。

・はかせのてがみ
自分の山札から基本エネルギーを2枚まで選び、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。

エネルギー転送の上位互換。使うと手札が増える便利なカード。ハイパーボールのコストにしてドータクン(XYB)の特性で利用する、素直にMジュカインEXの効果を生かすのに使うなど何かと相性のいいカードは多い。多色デッキでは少なからず事故を回避することもできる。

・バトルサーチャー
登場と同時に環境トップデッキには2~4枚が採用される強力カード。未だにシングル価格も高い。それだけサポートを自由に手札に呼び込めるこのカードは現在のデッキに必須のパーツといえる。

・ふしぎなアメ
自分の手札から2進化ポケモンを1枚選び、そのポケモンへと進化する自分の場のたねポケモンにのせて進化させる。(最初の自分の番と、この番出したばかりのたねポケモンには使えない。)

2進化ポケモンのお供。ただし、手札にこのカードと2進化ポケモンを揃え且つ1ターン待たなければなければならないため、生かすのは難しい。2進化ポケモンの中でも強力な技や特性を持つポケモンを出したい場合は、フウロやトレーナーズポスト(XY6)でこのカードをサーチする工夫をするべきだろう。
ただし、グッズロック下でも2進化ポケモンを出せるようにするため、このカードを採用する場合でも1進化ポケモンを1枚は忍ばせるようにすべきである。

・ポケモンいれかえ
XYA~Dまで全ての構築済み60枚デッキに収録されている汎用カード。何枚あっても困ることはないが、あなぬけのヒモと枠を争うこともある。

・ポケモンキャッチャー
サポートフラダリのコイン判定版。決まれば強いため採用される場合もあるが、スーパーポケモン回収のように相互互換カードが存在しないわけではないので確定効果のフラダリが優先されることの方が多い。
XYBに収録されているためサーチャー目当てにXYBを大量に買い込んだ人はティエルノ、レッドカード、ローラースケートと共に手元に大量にダブつくカードでもある。

・かたいおまもり
このカードをつけているポケモンが、相手のポケモンから受けるワザのダメージは「-20」される。

HPの高いポケモンにつけることで耐久値が大きく上がる。特にライボルトEX(XY4)やゲンガーEX(XY4)のように中打点のデッキにとっては相手に回すと厄介なカードである。相手ターンに何もできないポケモンカードにおいては、一度でも多く自分の盤面が整っている状況で自分のターンを迎えることが重要になってくる。そのため、例えHP10でも生き残るのと気絶してしまうのでは雲泥の差である。このカードの強さは当にそこにあるのである。

・ちからのハチマキ
このカードをつけているポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+20」される。

XY発売当初はぶっ壊れカードの名を欲しいままにしたカード。かたいおまもりの項で述べた通りポケモンカードでは如何に自身のターンを有効に生かせるかが重要になってくる。つまり裏を返せば如何に相手が万全の態勢で過ごすターンを減らせるかということなのである。相手を一撃で倒せるという可能性を高められるという点でこのカードの強さと汎用性の高さが示されているのである。
ちなみにかたいおまもりよりちからのハチマキの方が好まれるのは、後者の方がサイドを取りきるというポケモンカードの勝利条件により迫れるからだろう。

・サナ
ドロー系サポートの中では意外に評価が低いと個人的に感じているカード。
しかし手札をリフレッシュでき、確定で5枚引けるというのはとても汎用性が高い。類似効果のオダマキ博士の観察(XY5)と比べると展開力や期待値では劣りますが、安定性と終盤での山札調整(手札が7枚以上の場合に山札を回復でき、山札切れによる敗北を防ぐこと)に使える点で勝る。XY以降ではドロー系サポートは後述のティエルノ、プラターヌ博士、先述のオダマキ博士の他はバトルレポーター(XY3)、エリートトレーナー(XY7)、ジャッジマン(再録予定)しかないいずれも限定的な場面でしか使えないため、サナの有用性は序盤の物足りなさを上回ってあまりある。

・ティエルノ
3枚引くという効果はポケモンカードにおいては地味だ。通常のデッキでは物足りなく感じるため、手札をリフレッシュしたくない2進化中心デッキなどで採用したい。

・プラターヌ博士
ポケモンカードをポケモンカードたらしめているカードといっても過言ではない。大胆な手札消費や、ハンドゼロからのトップドロー→プラターヌ→大量展開などポケモンカードの60枚という枚数設定を現実的なものにしている偉大なカードである。
ちなみに初心者の方は手札を全て捨てるというのを嫌う傾向があるが、1~3ターン目にこのカードが手札にあった場合には10中8、9は使用すべきである。どんな強力なカードも山札に眠ったままでは意味がない。デッキの可能性を最大限に活かすためにはとにかくデッキを掘り進めるしかない。これは盤面を整える必要がある序盤には特に重要である。その時にプラターヌ博士は心強い味方となってくれるだろう。

・フラダリ
好きなベンチポケモンを呼び出し攻撃できるのは破格の強さを誇るサポートである。このカードも全てのデッキに必携クラスのカードである。
弱ったポケモンを追撃するもよし、サポートポケモンや逃げエネの重いポケモンを引っ張りだして相手の攻撃の手を緩めさせるもよしと攻守両面に活躍する。どちらの場合もこのカード1枚で相手の入れ替えリソースかターンを空費させることが出来るため非常に強力。逆に相手の手札にこのカードやバトルサーチャー(フラダリが相手トラッシュにある場合)があることを警戒することも、ジムバトルなどでは求められる。

・ポケモンだいすきクラブ
自分の山札からたねポケモンを2枚まで選び、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。

一見汎用性が高いようで、そうでもないカード。たねポケモンと限定されているため、2体以上をベンチに出したい場合にしかこのカードが他のサーチカードに勝る点がない。貴重なサポートの権利を消費するには少々割に合わない感が付きまとう。勿論進化デッキなどで有用な使い方も出来るため、取っておいて損はない。

・ダブル無色エネルギー
1ターンに実質2枚のエネルギーを付けられるため、最も簡単なエネ加速手段といわれる。ポケモンの中でもこのカードに技の色が対応しているか否かがステータスになることもある。
様々なデッキに投入可能だがそれゆえに対抗手段が用意されていることも多い。採用する際は自身のデッキとの相性を考えさせられるカードの1枚である。
ちなみに僕の採用基準は、デッキ内の9割のポケモンがこのカードに対応した技を持つことである。

以上両ボックスに共通するカードを見てきました。後編では各スタイルのみに収束されているカードをそれぞれ見ていきたいと思います。お楽しみに。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
水タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508132205271053/
雷タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141041459351/
超タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141917361595/
無タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508150001433061/
闘タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508162131259199/
悪タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508190913106968/
鋼タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508192351502871/
妖タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508201838344324/
こんばんは。タッツーです。

いよいよMMDBカード考察ポケモン編の最後になりました。考察するのはXYシリーズより追加されたフェアリー(妖精)タイプです。パワースタイルへの収録です。
まだまだカードプールが少なくデッキの種類も少ないですが、MMDBにはそんな妖タイプデッキを組むうえで欠かせないカードが多数収録されました。では、カードを見ていきましょう。

・シュシュプ HP50

シュシュップではなくシュシュプ。カード検索をする時は気を付けましょう。何故か3種類もあるシュシュプのカードですがテキストに大差がなくHPも横並びの50です。これであればMMDBに収録されているものを使うかは好みの問題かと思います。ちなみに僕は入手のしやすいものを使います(笑)。

・フレフワン HP90
【特性】フェアリートランス
自分の場のポケモンについている妖エネルギーを1個選び、自分の別のポケモンにつけ替える。この特性は、自分の番に何回でも使える。
妖妖無:ようせいのかぜ 60

【特性】フェアリートランスは自身の場に存在する妖エネルギーを自在に動かすことが出来る、非常に強力なもの。基本の気絶寸前のポケモンからエネルギーを移動させ、場のエネルギーを維持するだけでなく、BWレギュのまんたんのくすり(BW1)やXYレギュのいいきずぐすり(XY1)をノーコストで使うことも出来る。
相性の良いデッキで現在活躍しているものは主に2つ。
一つ目はMサーナイトEX(XY5)デッキ。これはMサーナイトEXの技が自身の場にある妖エネルギーの数だけ威力が上がるためだ。場に妖エネルギーを貯め、2体以上建てたMサーナイトEXをスタジアム「フェアリーガーデン(X30)」で自由に動かしまんたんのくすりで回復しつつ高火力を叩きだし続けるデッキです。
二つ目はフェアリーバレットデッキ。当にフレフワンが登場したことにより生まれたデッキタイプです。このデッキの仕組みはフレフワンが動かせるのは場にある妖エネルギーとして扱うエネルギーということを利用して、多色エネルギー(レインボーエネルギー(XY1)、プリズムエネルギー(BW3)、Wドラゴンエネルギー(XY6))を複数の強力なEXに移し替え相手の弱点をつきながら戦うデッキです。実質無限の組み合わせが出来るためBWレギュでは常に一定数が存在していました。
フレフワンの今後に関してですが、強力な特性を持っているのですが、主に使われているデッキのパーツ(まんたんのくすり、プリズムエネルギー)がXYレギュでは使えなくなるため今後のフェアリータイプのカードプールの充実に期待したいところです。

・ゼルネアス HP130
妖:ジオコントロール
自分のベンチポケモンを2匹選び、山札からフェアリーエネルギーを、選んだポケモンにそれぞれ1枚ずつつける。そして山札を切る。
妖妖無:にじのやり 100
このポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。

上技で妖デッキのスターターとしてよく使われる。悪タイプで考察したイベルタル(Y30)と比べると、トラッシュからのエネ加速ではないため、下準備が要らないがダメージ量やリソースの消費という点で劣る。しかし、上記のフレフワンやMサーナイトEXと組み合わせることで、器用な立ち回りを行えるようになる。その場合は極力エネルギーをトラッシュに送られることは避けたい。下技はそういう意味では最後の手段と考えておくべきだろう。

・ゼルネアスEX HP170
妖無無:ブレイクスルー 60
相手のベンチポケモンを1匹選び、そのポケモンにも30ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力の計算をしない。]
妖妖無無:ブラストX 140
次の自分の番、このポケモンは「ブラストX」を使えない。

上下両技にW無色エネルギーが対応している。しかし、やはりMサーナイトEXに比べると使い勝手攻撃の威力ともに劣ってしまう。スタジアム「フェアリーガーデン」との併用でブラストXが連打可能など決して性能が低いわけではないが、特筆して使いたいカードでもない。再録回数も多く手に入りやすいため、今後ドラゴンポケモンが流行したり、スタジアム「フェアリーガーデン」やフレフアンを主軸に組み込むデッキでなら採用することも考えられる。

以上妖タイプの考察を行ってきました。やはり、フレフアンの存在感が群を抜いていますね。これまでもこれからも妖デッキはフレフワンを中心に動いていくことが予想されます。MMDBでの再録は大正解かと思います。

次回はトレーナーズに関して考察していければと思っています。お楽しみに。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
水タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508132205271053/
雷タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141041459351/
超タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141917361595/
無タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508150001433061/
闘タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508162131259199/
悪タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508190913106968/
鋼タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508192351502871/
こんばんは。タッツーです。

残り少なくなってきたMMDBカード考察かっ飛ばしていきますよ(既に新弾の先行情報が大量に出てきたためネタの賞味期限が切れかけてますが…お腹を壊さないうちに)。
鋼タイプは構築済みデッキ「ハイパーメタルチェーン」からの再録祭りなのでさらっと行けそうです。さらっと見ていきましょう。

・ドーミラー HP50

ドーミラーで技を使うことなんてないので、はっきり言って必要なのは技の性能ではなくドータクンへの進化のしやすさ。ドーミラーのカードは次弾で収録されるため、BW以降では3種類が存在します。
BW3で登場したドーミラーはHPが70且つ逃げエネが3と再録が決定したヘビーボール&レベルボールに対応していたため最も性能が高いです。サーチしやすさと場持ちの良さは進化後に繋げやすいです。ただしXYレギュでは使用できないので注意。
一方XY8で登場予定のドーミラーはHP60、逃げエネが2とレベルボールには対応しているもののヘビーボールに対応しておらずしょんぼり。中途半端で微妙な性能です。
今回再録されたドーミラー(XYB)はHPは最低ながら、逃げエネが1と逃げやすいのが特徴。先述の通りドーミラーはバトル場に置くポケモンではないため、逃げやすさをHPよりも優先するのは大切でしょう。
僕ならドーミラーは以下のような優先順位で採用するでしょう。
BW3(ただしBWレギュ)>>XYB>XY8

・ドータクン HP90
【特性】メタルチェーン
自分のトラッシュから鋼エネルギーを1枚選び、ベンチポケモンにつける。この特性は、自分の番に1回使える。
鋼鋼無:ぶちかます 60

【特性】メタルチェーンが強烈。鋼タイプと一部の高コストポケモンに活躍の場を広げたカード。トラッシュからのエネルギー加速はエネルギー加速の中では非常に優秀。ハイパーボール、プラターヌ博士、バトルコンプレッサー(XY4)とは非常に相性がいい。このポケモン自身はレベル、ヘビーの両ボールにも対応しているため場に出しやすいのも◎。初心者はまず「ハイパーメタルチェーン」を買えと言われたのは、このカードが場の展開を助け、初心者でも安定した戦いが出来る点に起因する(僕もその一人)。シェイミEX(XY6)を念頭にしたフラダリやベンチ狙撃戦術が増えたため、逃げエネ3が足かせになり使用が控えられていたが、次弾での「かるいし」の再録が確実視される中再び環境トップへの進出も考えられる。
このポケモンの存在がデザインの元になったと思われるポケモンも多数存在する。ディアルガEX(XYB)、ギルガルドEX(XYB)、ガチゴラス(XY-P)などは代表的。

・ディアルガEX HP180
鋼無無:クロノワインド 60
次の相手の番、このワザを受けた「ポケモンEX」は、ワザが使えない。
鋼鋼無無:フルメタルインパクト 150
このポケモンについている鋼エネルギーを2個選び、トラッシュする。

当時上技クロノワインドは革新的だった。相手のポケモンにかかる効果である点で、自身にかかる効果であるカバルドン(XY5)のレジストデザートと比べると見劣りしてしまうが、相手に交換を強制出来る点は有効であった。下技フルメタルインパクトはハチマキ付でHP170族まで倒せるが現環境では少々コストパフォーマンスが悪い。総じて時代についていきにくくなったEXポケモンの代表格といえるだろうか。XYBで同時収録されているギルガルドEXが優秀すぎていたため、鋼EX として生きて行くのは今後厳しいだろう。
また、リザードンEXの項でも触れたが構築済みデッキに収録されているEXをMMDBに入れる意味が分からない。しかもリザードンとは違い時代についていけなくなったディアルガを入れるって…今回のMMDBが物足りないといわれる所以はここだろう。MMDB一箱とXYBを買って環境トップに!とうたい文句にした方が売れると思うんだよなぁ。
なお、私事となりますが僕にとってはこのカードがあったからこそポケモンカードにズルズルはまったのではないかと思っています。懐かしさから手に取った「ハイパーメタルチェーン」からこのカードのSR(なんでも6箱または12箱から一枚しか出ないと言われている)が登場し、その銀色のフォルムにしばらく見いったことはよい思い出です(といってもありがたみはさっぱり分かっておらず、一箱に一枚イラスト違いがもれなく入ってるんだと思っていました←今のポケカ仲間に叱られました)。
僕にとっては既に思い出の中のカードなんですね。こう考えると(しみじみ)。

・ヒードラン HP130
鋼無無:はがねおとし 40+
場にスタジアムが出ているなら、40ダメージを追加。
鋼鋼無無:スチームブラスト 130
このポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。

スタジアムゲームである現環境で上技の要件を満たすことは比較的簡単である。デメリットなしの80ダメージを連打できると考えると優秀である。下技は非EX たねポケモンをほとんど葬れる130ダメージはたねポケモンの4エネ技としては破格。ドータクン(XYB)のサポートやW無色エネルギーのサポートを受けられるためコストを満たすことはそんなに難しいことではない。
鋼デッキや、MライボルトEX(XY4)にピン刺ししておくだけで活躍の場はそれなりにある。HP130も壁役として十分である。

鋼タイプはなんと4種のうち3種が構築済みデッキ「ハイパーメタルチェーン(XYB)」からの再録というある意味ビックリな選出。枚数も全てあちらの方が1枚ずつ多いため鋼デッキを組みたいのならMMDBよりもXYBを2つ買うことをお勧めする。

次回はポケモン編のラストフェアリータイプの考察をしていきます。お楽しみに。

次回は鋼タイプを考察していきます。お楽しみに。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
水タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508132205271053/
雷タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141041459351/
超タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141917361595/
無タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508150001433061/
闘タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508162131259199/
悪タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508190913106968/
おはようございます。タッツーです。

今回はスピードスタイル収録の悪タイプに関して考察していきます。ただ、MMDB収録の悪タイプは2種類しかいないため、悪タイプに深い関わりを持つドラゴンタイプのモノズ進化系もここで考察していきます。

・イベルタル HP130
悪:デスウイング 30
自分のトラッシュから悪エネルギーを1枚選び、ベンチポケモンにつける。
悪悪無:やみのやいば 100
コインを1回投げウラなら、次の自分の番、このポケモンはワザを使えない。

上技がとにかく優秀なたねポケモン。1エネ30ダメージであるところも優秀だがダークパッチのないXY環境において悪デッキには必須のエネルギー加速手段である。下技はW無色が使えないデメリット付の技のため使う機会は少ないだろう。
HPは130と現環境でも超優秀。雷が弱点である点が現環境ではマイナスにはたらきがちだが、悪デッキでは弱点分散としても優秀である。

・イベルタルEX HP170
悪無:イビルボール 20+
おたがいのバトルポケモンについているエネルギーの数×20ダメージを追加。
悪無無:サイクロンY 90
このポケモンについているエネルギーを1個選び、ベンチポケモンにつけ替える。

環境に1時代を築いたポケモンであり、現在でも事あるごとに基準とされるポケモンの1体。上技は最低60ダメージで相手についているエネルギー数と自身の余剰エネルギー数の分だけダメージが上がり続ける技である。そのためW無色エネルギーを使うデッキとも相性が良く非常に使いやすい。現在ではルギアEX(XY7)が同様の技をW無色1枚で撃てるがあちらは弱点をつくことが出来ない無色タイプである。弱点はどちらも雷タイプなので、悪タイプ特有のエネ加速やスタジアム「シャドーサークル」を使用して差別化を図りたい。
下技はベンチポケモンにエネルギーを移動させることが一見デメリットに見えるが、このポケモンにはエネルギーが溜まりやすいため、瀕死のこのポケモンについているエネルギーを移すことはメリットになることも多い。ベンチにもイベルタルEXが並ぶと相手には大きな威圧感を与えることが出来る。

・モノズ HP50
BW時代からHP、技共に弱体化しているがXYでは唯一のモノズであるためサザンドラを使いたい場合使用するしかない。

・ジヘッド HP90
こちらもBWの頃と比べると弱体化している。アメで飛ばすのが無難だろう。ちなみに地味にレベルボールに対応している。

・サザンドラ HP140
【特性】あくのしょうどう
自分のトラッシュから悪エネルギーを1枚選び、自分のバトルポケモンにつける。この特性は、自分の番に1回使える。
・クレイジーヘッズ 130
このポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。

特性が優秀でエネルギーをトラッシュするデメリットを持つポケモンと非常に相性がよい(ただし、現行のXYレギュでは悪タイプに該当するポケモンはゾロアーク(XY1)やこのポケモンくらいしか見当たらない)。特性によるトラッシュよりのエネ加速は最も優秀なエネ加速の手法であるため、今後のカードプールの充実に期待したい。
技はWドラゴンエネルギーとW無色エネルギーで打つことができ、威力も130と非EXたねポケモンは確定一発圏内に収めている。しかし、上記のエネルギーの組み合わせで技を撃ってしまうと特殊エネルギーをトラッシュしてしまうため、出来るだけ基本エネルギーを用いた場合かとどめの一撃で使いたい。

以上悪タイプとドラゴンタイプを考察してきました。今回はコンスタントに強いポケモンが収録されたように感じますが、裏を返せばBW環境で大いに活躍した悪タイプはXY環境ではまだまだカードプールが充実していないことが証明されてしまったのではないかと思います。悪タイプの本格強化はBWのレギュ落ち後になるでしょう。それまでは既存の強カードで乗りきることになるでしょう。

次回は鋼タイプを考察していきます。お楽しみに。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
水タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508132205271053/
雷タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141041459351/
超タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141917361595/
無タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508150001433061/
闘タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508162131259199/
こんばんは。タッツーです。

今回はパワースタイルよりMMDB収録カードのうち最大の収録数である7種のカードが収録されている闘タイプを考察していきます。XY3で少々過剰すぎる強化を受けた闘タイプにはMMDBでの再録に期待がかかりましたが、ふたを開けてみれば「ファイティングスタジアム(XY3)」やルチャブル(XY3)、きあいのタスキ(XY3)、チャーレム(Ω連打XY5)が再録されない等少々物足りないものとなりました(ここは超タイプと似ていますね)。しかし、再録されたカードも十二分に強いものばかり。それではそのカードたちを見ていきましょう。

・ワンリキー HP70

2進化たねポケモンとしてはHP70は優秀。安心して場に出すことが出来る。

・ゴーリキー HP90
闘闘:せいけんづき 40

レベルボールに対応しており、技もエネ拘束はあるものの2エネ40は優秀な部類だろう。闘単色デッキではアメ以外の進化も選択肢に入る…かもしれない。

・カイリキー HP150
【特性】とうこん
このポケモンがいるかぎり、自分の闘ポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは、「+20」される。
闘闘闘:カイリキクラッシャー 80
次の相手の番、このワザを受けたポケモンが使うワザのダメージは「-40」される。

HP150は2進化ポケモンの中でも優秀である。技も戦えないレベルではない。
しかし、特筆すべきはその特性であろう。【特性】とうこんは、重ねがけが可能な闘ポケモンの火力アップである。いるだけで働くためマツブサの隠し玉(XY5)でベンチに出したいポケモンの上位候補であろう。闘タイプはちからのハチマキの他にストロングエネルギ―、ファイティングスタジアムなどの火力上昇システムが豊富なため、決して闘デッキに必須なポケモンではないが、ベンチに並べることでM進化ポケモンをも射程におさめるパワーを闘ポケモンに与える点は評価すべきである。
ちなみに自身も闘タイプであるため素で100打点、ストロング3枚とハチマキ、ファイティングスタジアムの効果で相手EXポケモンには最大200打点が出せる。

・グラードンEX HP180
闘無:はかいのツメ 30
コインを1回投げオモテなら、相手のバトルポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。
闘闘闘無:だいせつだん 130

闘ポケモンの最高峰。特に考えずとも大打点を叩きだせる闘ポケモンではありますが、基礎打点も次第点です。本来はベンチでゲンシカイキしΩバリアに守られながら4エネを溜めるのが基本戦術ですが、やむを得ずスタートがこのポケモンになってしまった場合等ははかいのツメが時間稼ぎには最適になります。
また、ゲンシカイキ後にスタジアムをトラッシュしたくない場合等は下技をスタジアム「記憶の祠」の効果で使う姿もよく目にします。
いずれにせよ単体ではなくゲンシカイキ前提での使用が原則でしょう。

・ゲンシグラードンEX HP240
[Ωバリア]
このポケモンは、相手が使うトレーナーズの効果を受けない。(ポケモンのどうぐ・スタジアムはのぞく。)
闘闘闘無:ガイアボルケーノ 100+
場にスタジアムが出ているなら、100ダメージを追加。その後、そのスタジアムをトラッシュする。

現在のM進化系の最高HPであるHP240を誇り、最強の古代能力Ωバリア、連打可能な200ダメージ技を持つ。現在でも環境のトップの一角を担うポケモン。
Ωバリアは相手のフラダリやポケモンキャッチャーのみではなく改造ハンマーなども防ぐことが出来るため、ゲンシグラードンEXに進化した後は安定してこのポケモンを育てることが可能である。一般的にM進化ポケモンにはソウルリンクを持たせることが常道だが、ゲンシグラードンEXはその防衛能力から素でゲンシカイキを行い、別な道具を持たせることが多いです。メガターボ(XY6)やランドロス(XY3)で体制を整えたら後はゲンシグラードンEXで無双を狙うだけです。スタジアムを多く組み込んだり、フウロ(BW6等)やトレーナーズポスト(XY6)でハンドに多くのスタジアムを握っておきましょう。注意として、ゴチルゼル(XY3)の特性は既に出ているスタジアムがないと使えないため、ゲンシグラードンEXと相性が良くありません。また、ゲンシグラードンEXを意識して相手のスタジアムを破壊する手段としてペンキローラー(XY7)を採用するデッキも最近は見かけます。
そのぐらい圧倒的な制圧力を持つポケモンであるため対策を取られている場合も多いです。相手に草タイプのポケモンが見えた場合は気を付けましょう。きあいのタスキを付けていると安心です。

・ルカリオEX HP180
闘:スカッドジャブ 30
このワザのダメージは抵抗力の計算をしない。
闘闘:スクリュウブロー 60
のぞむなら、自分の手札が6枚になるように、山札を引いてよい。
闘闘闘:サマーソルトハイ 100

これも強力なEX。打点は低めに見えるがコストパフォーマンスがよく、先述の闘優遇カードを使えば十二分の火力が叩きだせる。追加効果も優秀で上技の抵抗力無視は地味に一部の超タイプ・無色タイプに強く出られる。中技はターン終了時とはいえ手札の補充が出来るため、コルニ(XY3)などで手札消費が激しい闘タイプデッキとは相性が良い。マフォクシー(XY1)の特性よりも手軽に使え、シェイミEX(XY6)よりリスクが低いのでバランスがとれている。下技は地味だが3エネ100ダメージは他のポケモンと比べれば破格のコストパフォーマンスである。M進化を行わずとも十二分に強いです。単体でデッキの中核を占めることも少なくありません。

・ランドロス HP120
闘:ちからのさけび 20
自分のトラッシュから基本エネルギーを1枚選び、ベンチポケモンにつける。
闘闘無:スカイラリアット 90

闘ポケモンのほとんど唯一のエネルギー加速手段であるが、全タイプを総合しても優秀な部類である。まずたねポケモンHP120族で水弱点(ほとんどの闘タイプと弱点が被らない)である点。次に1エネでダメージを伴う技である点である。
手軽でコストパフォーマンスに優れているためほとんどの闘デッキに組みこむことが出来ます。
目立たない下技ですが、こちらはほとんど使用する機会がないでしょう。というのもW無色エネルギーに対応しておらず、3エネ90点という打点が中途半端であるからです。しんぴのまもり持ちのシンボラー(BW5等)等には有効打となるでしょう。


以上闘タイプを見てきました。ルカリオEXやランドロス等優秀なポケモンが多く収録され、はずれといえるカードが一枚もありません。これ以上闘ポケモンを増やすと商品としてのバランスが取れないとの公式の判断だったのでしょうが、それだけ優秀な闘カードが多いということですね(事実再録カードは全てXY3からです)。つまり闘デッキを組みたい場合は、MMDB以外のパーツカードが必要になります。皆さんライジングフィストを買い足しましょう(笑)
ただ、やっぱりゲンシグラードンEXは2枚欲しいです…公式さん。

次回は悪&ドラゴンタイプを考察していきたいと思います。お楽しみに。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
水タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508132205271053/
雷タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141041459351/
超タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141917361595/
無タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508150001433061/
こんばんは。タッツーです。

MMDBポケモン考察も今回で6回目となります。今回は唯一両方のBOXに収録されている無色タイプに関して考えていきたいと思います。4種中2種がダブっているのでラク…ゲフン、ゲフン、枚数を集めやすいのでいいですね(笑顔)

では無色タイプいきます!

・ガルーラEX HP180 収録:パワー
無:トリプルドロー
自分の山札を3枚引く。
無無無:おやこキック 70+
コインを1回投げオモテなら、30ダメージを追加。

公式のバトルシュミレーターでリザードンEXをボッコボコにしている、ガルーラEXの再録ですが正直あまり嬉しくありません。というのも無色EXの利点はどんなデッキにも入る汎用性だったのですが、M進化前も後もどちらも現環境では火力が足りず、カードパワーが充実した現在では無用の長物です。
上技トリプルドローはないよりあった方がマシ程度でしょう。ポケモンカードは自ターンで使える手札の枚数が重要なので、技でドローしても返しのターンに「N」、「レッドカード」、「ジャッジマン」等を撃たれるとどうしようもないからです。
下技も3エネ期待値85ではEXポケモンとして失格です。
僕ならカードボックスに封印するカードになってしまいそうです(どなたか有用な使い方思いつく方いましたら教えてください)。

・ミルタンク HP100 収録:パワー・スピード
無:ひゃくにんりき 10+
自分のベンチに2進化ポケモンがいるなら、70ダメージを追加。
無無無:ぶちかます 60

下技は完全にバニラなので上技専門で考えることになります。
確かに1エネ80ダメージは魅力的ですが、現在の環境で80ダメージは仮想敵が不足しています。ハリーセン(XY2)やデデンネ(XY3)等に打ちたいところですが、それらのポケモンを倒すためにこのポケモンと2進化ポケモンを用意する手間が見あうかというと…
2進化ポケモンはふしぎなアメを使用した場合でも最速で2ターン目に立つことになります(スタジアム「巨大植物の森(XY7)」を使用した場合は除く)。つまり、ミルタンクは2ターン目からしか80ダメージを出せないことになります。ついでにミルタンク自身は進化ポケモンのお供レベルボールに非対応です。よって、テキスト以上に制約の多い80ダメージと考えるべきです。
ミルタンクが今後活躍できるかはヨノワール(BW6)のような特異な特性を持つ2進化ポケモンが登場するか、ブレイク進化の過程で2進化ポケモンがベンチに溜まる状況が生まれるかにかかっているかと思います。

・トリミアン HP90 収録:パワー・スピード
【特性】ファーコート
このポケモンが受けるワザのダメージは「-20」される。
無無無:エナジーカット 80
コインを1回投げオモテなら、相手のバトルポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。

特性も技も優秀ながらこれも環境に取り残された一体。
かたいおまもり常備の特性を持っていますがHPが何しろ90しかないのが惜しい。
MライボルトEX(XY4)をはじめとする110打点ポケモンの攻撃をぴったり耐えられない><
おまけにシェイミEX(XY6)のせいで打点を110以上に設定しているポケモンが多い環境ではたいてい一撃で沈んでしまう。特性的には場に2ターン以上とどまってくれないと仕事をしたとは言えないため、現在の環境はでは非常に使いづらい。
技も書いてあることはたねポケモンとしては非常に優秀なのですが、場持ちが悪いのにW無色エネルギ―を要求するのがきつい。今後低火力デッキが流行れば再び陽の目を見るときがあるかもです。

・レジギガス HP130 収録:スピード
無無無:ひるませる 80
次の相手の番、このワザを受けたポケモンが使うワザのダメージは「-40」される。
無無無無:ヘビーインパクト 100

HP130というのは実に絶妙なHPです。現在の主流の打点調整は120になっています。これは多くの1進化ポケモン、優秀なたねポケモンを刈ることが出来るからです。そこに行くとレジギガスのHPが120ではなく130である時点で既に評価が高いです。技ひるませるは3エネで80という次第点の打点を叩きだせます。かつ次ターンのダメージを軽減する効果もあるためレジギガスの場持ちを高める効果もあります。相手を気絶させられる場合または相手が逃げエネゼロでない場合以外には下技を使う機会はないでしょう。
しかし、エネコストは重いためメタルチェーン(XYB)やランドロス(XY3)などでエネ加速のギミックを用意したデッキでの使用をお勧めします。


無色タイプは複数の色のデッキに挿せる代わりに、性能が抑え気味になってる場合が多いです。無色専門デッキを組む場合は「ナギ(XY6)」等のサポートもありますが、MレックウザEX(XY6)等の圧倒的な性能が必要になってきます。今回のMMDB収録カードは完全に他のデッキに挿すタイプのカードです。専門にする色のデッキで適役が見当たらない場合には無色にも触手を伸ばしてみるのも一考かと思います。

次回は闘タイプを考察したいと思います。お楽しみに。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
水タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508132205271053/
雷タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141041459351/
超タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141917361595/
こんにちは。タッツーです。

こんな陽気の日は是非ともお昼寝で惰眠を貪りたいところですが、夏休みの自由研究(MMDB収録カード考察)が終わっていないので、お昼寝はお預け。

暑さを吹っ飛ばす(主に背筋が)超タイプの考察を行っていきます。

・ズバット HP50

BW以降では3種目のズバットとなるXY4のズバットが再録です。逃げる1エネがネックのためさっさと進化をしてしまえるようにレベルボールは必携です。また、進化後の特性の影響でシンカソーダ及びふしぎなアメの使用はお勧めしません。

・ゴルバット HP70
【特性】こっそりかみつく
この特性は、このカードを手札から出して進化させたとき、1回使える。相手のポケモンを1匹選び、ダメカンを2個のせる。
無:おうだんひこう
相手のポケモン全員に、それぞれ10ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力の計算をしない。]

ベンチ狙撃性能、ばらまき性能の高い優秀なポケモン。逃げるエネルギーもここまで進化してしまえばゼロになるため、フットワークも軽い。
特性はダメージカウンター2つを進化した時に相手ポケモンを一体選んで乗せるという効果。MバンギラスEX(XY7)の技デストロイヤーキングと組み合わせれば1ターンで250ダメージを叩きだせるためほとんどすべてのポケモンを突破できる(きあいのタスキも貫通できる)。このため、ズバット系ではクロバットの採用枚数を抑えるデッキも珍しくない。他にもズバット進化系の中でもゴルバットのみに備わっている性能として技が相手の全てのポケモンにダメージカウンターを乗せることが出来るという点である。これは先述のMバンギラスEXだけではなくMエルレイドEX(XY6)などとも非常に相性がいいです。また、最大で合計60ダメージを与えられるのは進化後のクロバットにはない利点です。

・クロバット HP130
【特性】とつぜんかみつく
この特性は、、このカードを手札から出して進化させたとき、1回使える。相手のポケモンを1匹選び、ダメカンを3個のせる。
無:ちょくげきひこう
相手のポケモンを1匹選び、30ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力の計算をしない。]

ゴルバットの身軽さを引き継ぎつつHPが60も増えているのは評価に値する。先述の通りダメージ量に関してはゴルバットでも十分なため、進化の目的としては更なる特性によるダメージが必要な場合や相手のベンチ狙撃から身を守るためHPを増やす目的が考えられます。そのためクロバットを使用する場合にはAZ(XY4)やクロケア(XY1)をデッキに採用するのも一興でしょう。
ちなみにズバット系はスタジアム「次元の谷」の効果でエネなしで攻撃が出来る貴重なポケモンでもあります。
また、ズバット系で処理に注意しなければならないのは、ワザの説明文がダメージを与えるとなっているため、相手のバトルポケモンの弱点・抵抗力は働きます。クロバットが相手のバトル場の超弱点、HP60のポケモンにちょくげきひこうを行った場合には一度で気絶させることが出来ます。

・ゲンガーEX HP170
無:シャドーアタック
相手のポケモンを1匹選び、ダメカンを3個のせる。
超無無:やみのかいろう 60
相手のバトルポケモンをどくにする。このポケモンをベンチポケモンと入れ替える。

デザインがスタジアム「次元の谷」対応になっているEXカード。ダメージが控えめな替わりに自身をベンチポケモンと入れ替える効果を持つ。みがわりロボ、オーロット(XY1)、ソーナンス(後述)と入れ替えることで相手の戦術をロックすることが出来る。
ただし、現環境においてはフラダリを積んでいないデッキは皆無ですし、低火力EXが活躍するには少々厳しい大HPポケモンがうようよいます。非EXデッキに関してもサイドレースで不利に立ってしまいます。
環境に左右されやすいポケモンなので、今後の環境に注目です。

・MゲンガーEX HP220
超無無:ファントムゲート
相手の場のポケモンが持っているワザを1つ選び、このワザとして使う。

バトル場に限らず相手のベンチポケモンの技も自由にパクることが出来る。「次元の谷」込で2エネでガリョウテンセイ(XYD)やグレンダイブ(XYA)等の高火力技やターボボルト(XY4)やクライシスバイン(XY1)等の便利技を使用することが出来る。
決して弱くはないのだが、総じて相手のポケモンが持つ技に左右される点、また相手のポケモンが育ってからでないと魅力的な技を利用出来ない点でたのM進化勢に対して優位に立ちにくい。つまりは安定性がないのだ。
安定性が高いが火力のないゲンガーEXと組み合わせて、少数のMゲンガーEXを忍ばせるというのが最も活躍の可能性が高いだろう。

・ソーナンス HP110
【特性】がまんのかべ
このポケモンがバトル場にいるかぎり、おたがいの場・手札・トラッシュにあるポケモン(超ポケモンはのぞく)の特性は、すべてなくなる。
超無:サイコダメージ 10+
相手のバトルポケモンにのっているダメカンの数×10ダメージを追加。

非常に強力な特性を持つ。ほとんどの特性に頼ったデッキを沈黙させられるためどのデッキにも入れやすい(必ずしも技を使う必要はない)。マリガンの際に見えるだけでも牽制になるためそういう意味でも有用である。
ただし、バトル場にいる間にしか効果を発揮できないためフラダリなどに弱いのはオーロット(XY1)などと変わらない。またHPが110なため、シェイミEX(XY6)を刈るために打点調整されたポケモンにあっさり退場させられてしまうこともマイナスポイントです。
ミステリーエネルギーによる恩恵を受けられたり、ダメージカウンターが乗っていれば一撃必殺の攻撃も撃てるため、自身が使う場合も、相手に使われる場合も常に頭に置いておいて構築をする必要があるように思います。


超タイプのポケモンを見てきましたが、MMDBには超タイプの強力サポートカードの「次元の谷」と「ミステリーエネルギー」が収録されなかったのは残念でありません。超タイプは単独でサポートとして使えるカードも多いため、超主軸にデッキを組むかは手持ちのカードと相談する必要がありそうです。

次回は無色タイプに関して考察します。お楽しみに。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
水タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508132205271053/
雷タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508141041459351/
おはようございます。タッツーです。

やるといったからにはやり遂げますよ、多分。MMDBカード考察本日は雷タイプです。枕に書くことも少なくなってきたので、さっそくスピードスタイルの箱を開けます。

・ピカチュウ HP60
無:ほっぺすりすり
コインを1回投げオモテなら、相手のバトルポケモンをマヒにする。
無無:でんこうせっか 20+
コインを1回投げオモテなら、10ダメージを追加。

ピカチュウカード名に含むカードを公式のカード検索で検索するとBW~XY間に実に40種もの種類があります。その中から最も使い勝手の良いXY1のピカチュウが再録です。色を選ばず、コイン判定で麻痺効果は進化前として使いやすさ抜群です。

・ライチュウ HP90
無無:エレキサークル 20×
自分のベンチポケモンの数×20ダメージ。
雷無無:10まんボルト 100
このポケモンについているエネルギーをすべてトラッシュする。

レベルボール対応、逃げるエネルギーゼロと非常に優秀なカード。技も自身のベンチを参照するため打点の管理がしやすくスカイフィールドやみがわりロボ、Mレックウザなど相性の良いカードは多い。次弾でのブレイク進化もとにはこちらを使用し方が幅が出るだろう。そういった意味でもここで多くのプレイヤーが手に入れられたのは好意的に受け止めたい。

・ライボルトEX HP170
無:かけぬける 20+
相手のベンチポケモンを1匹選び、そのポケモンにも20ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力の計算をしない。]
雷無:アサルトレーザー 60+
相手のバトルポケモンに「ポケモンのどうぐ」がついているなら、60ダメージを追加。

僕の相棒ライボルトも再録です。
無色1エネで使用できるかけぬけるはベンチへの打点を含んで40ダメージを与えられる優秀な技。下技も現環境では相手にポケモンの道具がついていることが多くほとんどの局面で120ダメージを狙える。また同MMDB収録のヘッドノイザーなどで強引に相手に道具を持たせることが可能だ。M進化後の打点が110なため、場合によってはM進化しないことやスタジアム「記憶の祠」が選択肢になる。ライボルトは中打点ポケモンのためベンチに逃げられた際に狙撃可能なかけぬけるを使用したくなる盤面もあるのだ。

・MライボルトEX HP210
雷無:ターボボルト 110
自分のトラッシュから基本エネルギーを2枚選び、ベンチポケモン1匹につける。

おそらくM進化ポケモン打点110族の開祖(後続にエルレイド、バンギラス等)。弱点を付けない限りはワンパンは望めないので、プレイヤーのプレイングに拠る小回りの利く戦いが重要になってくる。その最大の特徴は、ワザによるベンチへのエネ加速と逃げエネゼロを生かした自在な立ち周りである。
最速で2ターンで技を撃てるためバトルコンプレッサーやハイパーボールでそれまでに2体目のライボルトEXやギルガルドEX(XYB)、ルギアEX(XY7)、マフォクシー(XY1)等エネルギーを付けたいポケモンをベンチに用意し、トラッシュにエネルギーを貯めておきたい。
なお、エネルギーを付ける効果は強制効果でトラッシュにエネルギーが1枚以上ある場合にはいずれかのベンチポケモンに強制的に2枚つけられる。また2枚以上トラッシュにエネルギーがあるときは1枚だけつけるという効果処理は行えないので注意が必要だ。
火力も足りないため、手数でそれを補うか強力なサポートポケモンとしてMライボルトEXを扱うかのいずれかが必要であろう。
注意したい相手ポケモンはMゲンガーEX(XY4)やゾロアーク(BW1)等相手の技をコピーするタイプである。エネルギー加速はそれだけ相手にとってもメリットなのだ。シェイミEXをフラダリされて、技をパクられ、場を整えられては言葉もない。
総じてテクニックを要求されるポケモンである。

・デデンネ HP70
無:なかまづくり
自分の山札からたねポケモンを2枚まで選び、ベンチに出す。そして山札を切る。
無:エネショート 20×
相手のバトルポケモンについているエネルギーの数×20ダメージ。

同じように仲間を呼べるポケモンとしてはエアームド(XY6)やタネボー(XY2)が存在するが下技の有用性からデデンネが採用される機会は多い。
その下技は完全に相手依存な技ではあるがイベルタルEX(XY1)やルギアEX(XY7)などエネルギーお化けと化しやすい相手に弱点をついて攻撃出来るため現環境では非常に有用である。
納得の再録だ。


雷ポケモンもMMDBの名に恥じぬ選出であったと思うのだが、強いて言うとXY環境では雷ポケモンにはメインアタッカーとなれるポケモンが不足している。よく見るとMMDB収録カードも無色エネ起動や加速で、どのタイプのデッキにも適度に適合する。今後雷の主砲が登場した時ゲームバランスがどう変化するか見ものである。
あと、Mライボルトは2-2ラインないときついですよ公式さん(切実)。

次回は、超タイプを考察したいと思います。お楽しみに。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
水タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508132205271053/
こんばんは。タッツーです。

今日はまさかの1日3更新です(笑)
引き続きMMDBに関して考察していきたいと思います。今回はスピードスタイル収録の水タイプポケモン。これらのカードのうちゲンシカイオーガEX及びハンテールを使用したデッキレシピはこちらで(http://horsea7.diarynote.jp/201508070013393229/)公開中ですので、使い方の参考にして頂ければ幸いです。

では、水タイプカードの考察いっきまーす。

・ハリーセン HP80
【特性】はんげきばり
このポケモンが、バトル場で相手のポケモンからワザのダメージを受けたとき、ワザを使ったポケモンにダメカンを2個のせる。
無無:どくばり
相手のバトルポケモンをどくにする。

ごつごつメット常備の壁として非常に優秀。ただし、高火力が当たり前になってしまった現状では反撃できても1~2回がいいところだろう。フラダリなどを考えれば、ほぼ初手でバトル場に出せなければ意味がないといえるだろう。
只の壁として捉えるとやはり環境についていけていない感が大きいので、ダメージカウンターを相手に乗せられる点を生かしてMバンギラスEXや傷をえぐる系の技と組み合わせたい。同じばらまき性能ではパンプジン(XY1)やゴルバット(XY4)との差別化としてはエネルギーの色を選ばない点や技で毒を狙える点だろうか?
いずれにせよ環境によって大きく出番が変わるポケモンの1枚だろう。

・パールル HP50
水:カラまもり
次の相手の番、このポケモンは「50」以下のワザのダメージを受けない。

注意しなければならない点は技を使っていても60以上のダメージならもれなく気絶してしまう点だろう。あくまでダメージを‐50するのではなく、50以下のものを無効化するだけだからである。
カラまもり中で安心していると、相手にハチマキ等がついて打点60を超えられると空守りになりかねないため、すぐさま進化させてしまいたい。

・ハンテール HP100
水:パワフルストーム 20×
自分の場のポケモンについているエネルギーの合計×20ダメージ。
水無無:かみくだく 70
コインを1回投げオモテなら、相手のバトルポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。

僅か1エネで青天井ダメージを叩きだせるため非常に効率が良い。場にエネルギーを展開する方法としてはXY以降ではαグロウに注目したい。αグロウを持ちこのポケモンと特に相性が良いのが、後述のゲンシカイオーガEXだ。ゲンシカイオーガEXはワザの効果でベンチに自身のエネルギーを付け変えるため、エネルギーが自陣に留まりやすい。ゲンシカイオーガがエネルギー共々気絶する事態が少ないため、後続にハンテールを用意しておくだけで簡単に引導火力を出すことが出来る。また、場にあるエネルギ―の色を選ばないため他の色のエネルギーを多用するメタルチェーンやゼルネアス・フレフアンに挿すのも面白いかもしれない(ただし自身の技には水エネルギーが必須)。
また、忘れがちだが下の技も1進化の中でなら優秀で場に全くエネルギーがない場合や、負け確の状況で相手のポケモンのエネルギーを1/2でトラッシュできるのは大きいだろう。地味にW無色エネルギ―にも対応している。

・カイオーガEX HP180
水無:みずのはどう 30
相手のバトルポケモンをねむりにする。
水水無無:きょだいなうず 140
このポケモンについている水エネルギーを2個選び、手札にもどす。

第一印象は小回りの利かない大型ポケモン。そしてαグロウを持たないため、M進化を行わない場合はとても単体で戦える性能はない。下技のデメリットは手札に戻すであるが、ポケモンカードというゲームは数ターンに渡って手札を維持するというのが非常に難しいゲームである。1ターンに張れるエネルギーが1枚のみの場合(αグロウをもつポケモンがいない)にはエネルギーを1枚山札に戻すレベルのデメリットだと思ってもらって差支えないだろう。その結果得られるのが140という中途半端なダメージなら打たない方がマシである。ソウルリンクや場合によってはシンカソーダででもよいのでさっさと進化を済ませてしまいたい(幸いダイブボール対応である)。
一方上技は2エネ30ダメージ、確定眠りと上々である。エネルギーは2枚までしか付けずゲンシカイオーガEXを引くまで上技のみで耐えるというのも十分に戦略だろう。

・ゲンシカイオーガEX HP240
〔αグロウ〕
このポケモンに、手札からエネルギーをつけるとき、同時に2枚までつけられる。(ワザ・特性・トレーナーズでつける場合はのぞく。)
水水水無:タイダルストーム 150
このポケモンについているエネルギーを2個選び、自分のベンチポケモン1匹につけ替える。相手のベンチの「ポケモンEX」全員にも、それぞれ30ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力の計算をしない。]

進化前とは打って変わってエネルギーに無駄がなくなり、はかせのてがみやエネルギー回収をフルに生かせる性能になっている。タイダルストームも古代能力で連射が可能で、ベンチで2体目のゲンシカイオーガを育てたり、ハンテール用のエネルギーをホールドすることもできる。総じて無駄がないが、あえて言うならその分火力がない。基本的に相手のEXポケモンにはベンチで一度タイダルストームを受けてもらうか、進化前のカイオーガEXのみずのはどうを受けてもらっていることを前提とするダメージ量になっている。相手のM進化ポケモンに関しては2パン確定である。よって、ゲンシカイオーガEXにはとことん場に残ってもらわなければサイドレースで不利に働いてしまう。そこで、ツールストリップでソウルリンクをかたいおまもりに付け替えたり、うねりの大海を発動したりといった工夫が必要であろう。
また、注意しなければならないのはカイオーガEXはW無色に対応しているが、ゲンシカイオーガEXは対応していない。私はゲンシカイオーガEXデッキを組む場合エネルギーは純粋な水エネルギーに絞るべきだと考えています。
パワーのグラードンならば耐久のカイオーガにしなければ今後のカイオーガに未来はないと思うのだがいかがだろうか?

・ガマゲロゲEX HP180
無無:ブルブルパンチ 30
次の相手の番、相手は手札からグッズを出して使えない。
水水無:グレネードハンマー 130
自分のベンチポケモンを2匹選び、そのポケモンにも、それぞれ30ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力の計算をしない。]

ご存知説明不要のブルブル閣下です。多くのデッキでデッキの1/3は占めるグッズを使用不可にする厄介極まりないカエル。この効果はプレイヤー自身にかかってしまうため、残念ながらオーロット(XY1)のようにフラダリで別のポケモンを呼ぶという手が通用しません。よって使われた対戦相手は手札が鬼のように膨れ上がることでも有名でした。
おまけにカエルの弱点として設定されたであろう火力の低さが災いし、うねりの大海が場に出ていてお互いが水or雷タイプの場合には2時間決着がつかないなんて試合もあったほどです。
忘れがちである下技はエネルギー要求が噛み合わず、且つデメリットの自身ベンチへの反動などが大きい点、ブルブルパンチによるロックが解ける点等を考えると本当にゲームエンドの状況で使うのがよいでしょう。
XY4からの参入である僕は当然入手しようとした時には価格が青天井状態で、今回のビルドボックスでの初入手となります。これまではタチワキどくさいみんで火力を補ったりした型が一般的でしたが、「フラダリの奥の手」の禁止、BWの使用できないXYレギュの登場、XY7による弱点草タイプの大幅強化などにより環境へ与える影響が少なくなった本タイミングでの再録は概ね歓迎したいと思います。


以上水タイプを見てきました。水タイプはMMDB内でデッキの核となるパーツを揃えられるため、追加カードによっては十分に戦えるデッキを作れるように思います。しかし、現環境では水が弱点の炎デッキが台頭してきておらず採用される機会に恵まれていません。水使いの方々は、是非鋼や草デッキが台頭しそれに対するアンチとして炎デッキが台頭するのを待ちましょう。

次回は雷タイプの考察です。お楽しみに。

過去MMDBカード考察シリーズ
草タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508111839086872/
炎タイプ編:http://horsea7.diarynote.jp/201508131624308776/
こんにちは。タッツーです。

もっと悠長に書くつもりでしたが、公式の新弾情報発表でMMDB関連の話題の賞味期限が近づいてきてるので、急いで書きます(笑)

では、炎タイプです。XY2で大幅な強化をされた炎タイプですがMMDBにはどんなカード収録されているのでしょうか?

・リザードンEX HP180
無無無:つばさでうつ 60
炎炎無無:かえんばく 150
次の自分の番、このポケモンは「かえんばく」を使えない。

3種類あるリザードンEXの中から最も使いやすと定評のあるリザードンEXの収録です。性能的には全く問題がないのですが、個人的には果たして構築済みデッキで既に収録済み(=確実な入手手段のある)のカードをあえて収録する意味はどの程度あるのかという点が気になります。多少性能が落ちても拡張パックのリザードンEXを収録したほうがバランス的には良かったんでないかい?と…
もっと言ってしまえば構築済みに入っているカードを入れるくらいなら、ゲンシグラードンを増やせよと…
無論リザードンは鍛冶屋&W無色エネルギーと非常に相性が良く、M進化しなくとも十分に現環境に対応できるだけの力量があるため炎デッキの心強い味方になるでしょう。

・フォッコ HP50
炎:おにび 20

HP60のフォッコが初めてセット他に封入されているため出番は少ないように思いますが進化前の1エネ20ダメージは地味に強力だったりします。しかし、それは緊急避難的な意味でできる限りアメ→マフォクシー→鍛冶屋→攻撃と進めるか、ベンチに温存したいところです。

・テールナー HP80
無:フューチャーアイ
自分の山札を上から3枚見て、好きな順番に入れ替えて、山札の上にもどす。
下技略

他のテールナーと比べると自身のドローをコントロールすることが可能な技を持つ。しかし、アメで飛ばすことが前提なポケモンなため、特にこだわる必要もないだろう。

・マフォクシー HP140
【特性】マジカルフレイム
自分の手札が6枚になるように、山札を引く。この特性は、自分の番に1回使える。
無無無:ブレイズボール 50+
このポケモンについている炎エネルギーの数×20ダメージを追加。

サポートとポケモンとして非常に優秀な特性を持つ。比較対象のシェイミEXやルカリオEXと比べると立てるまでに大きな手数が必要となるが、タイミングを選ばず、ワザの権利も消費せず、毎ターン手札を6枚にすることが出来る。勿論複数体立てることで何度も手札を補充できる。特化した構築にすれば、サポートをドローではなくフラダリや鍛冶屋、ミツルにさくことが出来大きなアドバンテージを得られる。MMDB再録のバトルサーチャーとの相性は上記の比較対象のEXに比べると格段に良い。
また、アタッカーとしても優秀である。自身の特性でドローを行いサポートに鍛冶屋を発動することですぐ起動できるだけでなく、基礎点50点に加えついている炎エネルギーの数×20ダメージを追加できる青天井技を持つ。
手張り、鍛冶屋で1ターンで110ダメージを叩きだせるのは非常に優秀。また、ワザのエネルギーにくくりがないため、多色デッキにも組み込みやすいのも◎である。

・シシコHP70
唯一のHP70シシコが再録。XY4はじめ他のシシコは皆、HPが60であるため採用するならこのシシコがお勧め。技なんて使わないさ^^

・カエンジシ HP110
【特性】いかくのたてがみ
このポケモンは、相手のたねポケモンからワザのダメージを受けない。
炎無無:しゃくねつのキバ 60+
のぞむなら、このポケモンについている炎エネルギーを1個選び、トラッシュしてよい。その場合、30ダメージを追加。

プロモを除く2種類のカエンジシはどちらも優秀な特性を持っていますが、たねポケモンを完封することで有名なカエンジシが再録。これは正直に喜ぶべきかと思います。現環境にはびこるギラティナEXやルギアEXへの1つの回答になります。特にギラティナEXの後ろに控えていることの多いラフレシアをワンパンででき、非M進化EXを2パンできる攻撃性能も決して捨てたものではありません。フレアコマンド型カエンジシ(XY4)と混ぜた使用により疑似フラダリとし、ワザのコストを鍛冶屋で賄い、ドローをマフォクシーで賄うデッキ…面白そうですね^^

MMDB収録カードの中では非常に強力な炎タイプ。今後MMDB対戦会に参加される方は炎デッキを試してみてはいかがでしょう?
次回は水タイプです。お楽しみに。

こんにちは。タッツーです。

今日は先日発売されたMMDB収録のカードを考察していきたいと思います。
本日のテーマはスピードスタイル収録の草タイプ4種8枚です。

本シリーズ収録の中で最も残念感の漂う草タイプですが、収録が草タイプ不遇時代のXY1~XY5からのみなので仕方がない感もあります。

では、さっそく収録内容を見ていきましょう。

・キモリ HP60
2進化たねポケモンに良くあるテキストで特にコメントすべきことがありません。

・ジュプトル HP80
2進化中間ポケモンに良くあるテキストで特にコメントすべきことがありません。

・ジュカイン HP130
【特性】グロウヒーリング
自分の手札から草エネルギーを一枚選び、自分のポケモンにつける。その後、つけたポケモンのHPを「30」回復する。この特性は、自分の番に一度使える。

XY以降における貴重な草タイプエネルギー加速役。技もHPもイマイチなため、もうサポートの置物として割り切ってしまった方が良いでしょう。XY以降でエネルギーを加速できる草タイプは他にイルミーゼ(XY5)がいますがこちらは技で自身にも草エネルギーを要求する点が異なります。一方ジュカインはイルミーゼと違い加速できる状況は手札に草エネルギーを握っている場合に限られます。安定した加速には、はかせのてがみやエネルギー回収によるサポートが必須でしょう。
2進化を立てる手間と手札にエネルギーを呼び込む労力が、技を使わずにエネルギーを加速できるという効果に見合うかといわれると非常に微妙です。
現状、草タイプに速攻でエネルギーを複数必要とするポケモンの不在も大きいかと思います(ダーテングXY2ぐらいでしょうか?)。
ちなみに注意したいのが、ジュカインの特性でつけられるのは基本草エネルギーのみであるという点です。ハーブエネルギーをはじめとする特殊エネルギーは手札では草エネルギーとして扱われないためです。
ハーブエネルギーを特性グロウヒーリングでつけて、HPを一気に60回復というプレイは行えないので、回復量としても微妙なのが残念です。

・オーロットEX HP180
草:くらいもり 20
次の相手の番、このワザを受けたポケモンは逃げられない。
無無無:ウッドブラスト 50+
このポケモンについている草エネルギーの数×20ダメージを追加。

タイダルストーム当時から外れEXとして名高かったオーロットが何故か採録…。ただ、カードリストを見てみるとMMDB全体ではドラゴンを除く全タイプにEXが収録されており、XY5以前のメガ進化を行わないEXはオーロットぐらいなんですよね。どうも考え方としてはEXを全タイプに→オーロットEXを草タイプの枠に採用→青天井技を持っている→ジュカイン収録となったのではないかと…。
さて、そんなオーロットなんですが一応技としては優秀なダメージ上限のない青天井技「ウッドブラスト」を持っています。
ただし、同様の技を炎タイプのマフォクシー(XY1)とブロスター(XY3)が持っています。ブロスターはともかくマフォクシーは鍛冶屋でエネ加速が容易で、エネ加速手段が上記のジュカイン&イルミーゼくらいしかないオーロットは展開力に難があります。
では、マフォクシーとの差別点としてたねポケモンである点はどうかというと、こちらも相互互換カードがあります。その名もギルガルドEX(XYB)。

ギルガルドEX HP170
【特性】マイティシールド
このポケモンは、特殊エネルギーがついている相手のポケモンから、ワザのダメージを受けない。
無無無:スラッシュブラスト 40+
このポケモンについている鋼エネルギーの数×20ダメージを追加。

ギルガルドは基礎打点とHPが10点下がりますが、特性が超の付くほど優秀で汎用性も高いため、相対的な耐久力・ターン経過による手張り等によって上昇する打点を考えると優先度はギルガルド>>>オーロットとならざるを得ません。ついでにギルガルドにはドータクン(XYB)の特性によるエネ加速や手に入りやすさなどの利点もあるためオーロットにはしばらく出番がないように思います。
総括すると、オーロットが今後活躍するには以下の3条件のうち2条件以上が揃う必要があるように思います。
・基本エネルギー中心のデッキが流行し、特殊エネ対策が必要なくなる環境。
・草弱点ポケモンの環境トップへの進出(ゲンシグラードンEXーXY5等)
・優秀な草タイプエネルギー加速(ビリジオンEX-BW9レベルの登場)

MMDBでは振るわないと思われる草タイプですが、XY7による大幅強化(巨大植物の森、アリアドス等)によりまだまだ可能性があるタイプです。今回スピードスタイルを買われた方は、草タイプカードも今後に備えて大切に保管しておくべきでしょう。
次回は炎タイプに関して考察する予定です。
おはようございます。タッツーです。

今日はポケモンカードの考察記事を書いていきたいと思います。
記念すべき第一回の考察カードはフーパ(XY-P)です。

【カードテキスト】
フーパ HP70 超
技:超超 おでましラッシュ 30×
自分のベンチポケモンの数ぶんコインを投げ、オモテの数×30ダメージ。
弱点:超 抵抗:- にげる:無

今年の映画の入場者特典として配布されたカードですね。私ははじめイラストが全面にあったのでSR仕様かと思って目を輝かせていたのですが、映画館で貰って若干テンションが下がりました。コレクション用カードなのは一目瞭然なのですが、それを承知の上で今回は思いっきり対戦に使用するつもりで考察していきます(笑)
XY-Pのイカサマコインとの相性はどちらかというと悪い。テキストが裏が出るまでではなくベンチの数だけ投げるなので、結果をリセットして再試行するイカサマコインとの相性は他のカードと比べてややギャンブル性が高くなる。

さて、このフーパは最近流行のベンチを参照するカードです。相手ベンチを参照するアブソル(BW8)とエンテイ(XY8)やお互いのベンチを参照するダーテング(XY2)と比較して、期待されるダメージを自分でコントロールできるという点で使いやすいです(ただし、強運の持ち主に限る)。
今回はこの自分のベンチを参照するという点に注目し、フーパをこのカードと比較してみたいと思います。

【比較カード】
MレックウザEX HP220 無
古代能力:Δ進化
技:エメラルドブレイク 30×
自分のベンチポケモンの数×30ダメージ。
弱点:雷 抵抗:闘 にげる:無

はい、言わずと知れたXY6の看板カードMレックウザEXです。フラダリの奥の手現役時代にはシェイミEXと組んで一時代を築いたのはあまりにも有名。そんな大レックウザ閣下と今回考察する小フーパに一対何の関係があるのかというとワザのテキストに注目してください。どちらのカードのテキストにも自分のベンチを参照する点とベンチ一体につき30ダメージという点が共通しているのです。

そこで今回の主題は「フーパがいかにレックウザに迫れるか」という形で進めさせていただきます。

まず、明らかなフーパがレックウザに劣っている点を列挙していきたいと思います。
【フーパのレックウザに劣る点】
・HPが圧倒的に低い。
・コインがオモテでなければダメージが与えられない。または、ダメージが下がる。
・確定ダメージがないため、相手を気絶させられるか予想がつきにくい。
・ダブル無色エネルギ―、メガターボが使えない。

う~んこの時点で既に一線級のデッキには組み込みにくい点が満載…
気を取り直して今度はフーパがレックウザに勝っている点を列挙します。

【フーパのレックウザに勝る点】
・非EXポケモンである。
・たねポケモンである。
・弱点がメジャーな雷タイプではない。
・超タイプの弱点がつける。
・ミステリーエネルギーが利用出来るため、ベンチに逃げやすい。
・確実な入手経路があるため、今は入手しやすい。

う~ん。メリットが弱い感は否めないんですよね。
ただ、今回のフーパはプロモカードの割には頑張った方だと思います。あの、レックウザ相手にエネルギーの速度はほぼ同速(レックウザはダブル無色と手張りで2ターン。フーパも手張り2ターン。ただしメガターボは例外ですが)、逃げるエネではミステリーエネルギー補正で一歩リードといい勝負をしています。
残念なのは与ダメージがコイン依存ということ固定ダメージが少しでもあればもう少し戦力となれたかもしれないです。

ちなみに、ここまでだらだら書いてきておいて最後に期待値の話をすれば与ダメージはフーパとレックウザで以下のように歴然の差があります。
・自ベンチ5匹
フーパ 75
MレックウザEX 150
・自ベンチ8匹(スカイフィールド適用下)
フーパ 120
MレックウザEX 240

フーパはフーパ、無理にレックウザにしようとした僕が間違っていましたね^^;
スカイフィールド適用下であれば条件付きで2エネで120ダメージを叩きだせるポケモンと割り切って、専用構築で戦うのを面白いと感じるかは皆さんのフーパ愛にかかっています(あれ?なんかこう書くとフーパ強いんじゃないかとまた思い始めた…)。

【結論】
・フーパとMレックウザEXには安定性と火力に大きな差がある。
・フーパを使うなら専用構築で120打点を出せる非EXとして扱うのが最も効率が良い。

どなたかジムバトルでフーパ(XY-P)をおでましさせてくれる方待ってます。

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